高校に入学する前に、推薦試験を受けたことがあった。
俺は、部活を途中でやめてしまっていたので、勉強常人並みにはやっていた。
俺の受けた推薦試験は、俺の学力であれば合格は出来るだろうと言われていた。
だけども、俺は見事に落ちた。
理由は、喋れなかったから。
本当に、イジメというものは感覚を奪っていく。
人を信じる感覚を奪って、自分に自信を持つという感覚も無くなっていく。
・・それらのことは、それでもいざというときになれば何とか自分のことを騙して、
話をすることは可能だと思っていた。
だけど、無理だった!
推薦の面接が始まる十分前、俺は頭の中でそれまでで練習してきたことを
繰り返し反復してイメージトレーニングをしていた。
自分でも、絶対になんとかなると思っていた。
自分の番が来て、扉を開けた。
でも、その瞬間に世界が変わった。
頭真っ白!目の前の面接官が霞んで見えるくらい。
最高に驚いた瞬間だった。
結局、そんな状態で面接を受けて、合格するはずもなく・・
後に残ったのは、自分自身に対する呆れだとか、軽蔑みたいな感覚のみ。
そして、それ以上に、自分をこんな風にした周りの人間への不信感。
・・冷静に考えれば、こういう結果になったのには俺自身に非が沢山あるだろうけれど、
だけど、そんなもん認めたくない。
てゆか、自分が悪い、自分が悪いって考えるのには、もう疲れたぁーあぁあ。。。