2016年11月11日(金)に俺たちNYFは東京の渋谷THE GAMEでワンマンLIVEを行う。NYFの発足時はnymphと表記しニフと呼んでいた。妖精のニンフから連想しトンボの幼虫時のカゲロウからもその意味を頂いた。トンボは幼虫時にカゲロウとして水中で生きる。成虫になる過程で、その水中から地上へ出てトンボとしてその命尽きるまで空中を駆け抜ける。生まれ育った水中にはトンボになった時点で二度と戻ることは無い。そのトンボの生態を不完全変態昆虫と呼ぶ。そう当時記憶している。
発足時はドラムはおらずそれまでINDICATORとして一緒に活動して来たギターリストの三村と俺AJこと吉田とBLOWと言うバンドで活動していたナオヤの3人で始めた。その三人の頭文字n、y、m、から成立する単語がnymphでもあった。
その後改名をし当時NIFと表記するかnymphの名残を残してNYFにするかと協議した。NYFではニフと読みにくいと言う意見はあったがNYFで決定した。直感的に最後までこのバンドに俺は残る気がした。
そして日本のNと福岡のFを自分が繋ぐ意味でもNYFのYが真ん中に来た表記を選んだ。音楽を通し九州を福岡を、そして日本をずっと感じて来た。
このNYFと言うバンドはバンド内の血も肉も骨も何度も入れ替えて生きて来て今がある。今の4人になるまでも同志という名の兄弟の様なメンバー達とその時代を必死に駆け抜けた。日夜音に明け暮れ沢山の経験もさせてもらった。当時のメンバーと交わした情熱と言う名の言葉を俺は片時も忘れた事は無い。そして道を違えたがその時代のニフを支えたメンバーやサポートメンバーとの音楽人生を、これまでステージの上で真剣勝負し本気でやりあった何千と言うバンド仲間の音楽人生を、そしてその時々の時代で追い風を作ってくれたファンや仲間と共有した時間を常に背負い(勝手にだけど)俺はステージに向った。
それが気付いた時には俺の信念となっていて今を支えてくれている。そしてその時々でファンや仲間にも出会う事が出来た。関わってくれた皆んなが作ってくれたのがNYF。
変化し続ける事が変わらない信念。NYFの本質を表した様な言葉。そして現体制の俺を含む4人。2013年にメジャーからデビューし沢山の経験をさせてもらった。
イメージと異なる世界に戸惑いもしたし、己らの力の無さも痛感した。初めて話すが、2014年にミニアルバムを1枚制作しMVを2本作った。だが世に出す事はなく当時のギターakiが脱退し今の4人(AJ、RYO、ZePeLi、MAPPO)がNYFに残った。
2014年の暮れに残った4人でNYFを存続するかのミーティングに入った。当時移籍の話も出ていて双方の関係者には多大なる迷惑をかけたりもした。
昨年の2015年は残った4人で出せるグルーブがあるのか俺たちだけが持っている武器があるのか、それすらもわからぬままスタートした。
焦りと虚無感にも似た空気が漂う中で俺たち4人は覚悟を決めた。誰が言い出した訳でも無く俺たち4人で紡ぎだしそして届ける事の出来る音があるはずだと。
と同時に2015年内でそれが見つけられなかったら2015年末にNYFは解散だなって4人で確認した。
正直なりふり構ってなんかいられなかった。
ただただ毎回のステージが死に場所になるのか生きる希望を得られる瞬間になるのか一心不乱にガムシャラにNYFと共に俺たち4人は各地でステージに立たせてもらって今までの生き方や音楽との向き合い方を確かめる様にLIVEに打ち込んだ。道中、機材車に寝泊まりし何度も見えそうで掴めそうで消える自分たちNYFの姿を追いかけた。
価値があるのかわからなかった自分たちに年間100本のLIVEを通じ各地のLIVEハウスの店長やブッキングマネージャー、各地で見てくれたお客さん、そしてNYFスタッフ達やずっと見守ってくれてるファン達が4人のNYFに価値をくれた。
泥臭くてカッコいい。その無骨な姿勢に感動した。って。俺たちは不器用なのかもしれないし難解な部分ももってる。でも情熱と信念が音を通じて人に届き今がある。表現としては生かされったってのが一番しっくりくる。
現実が変わって行くのを感じた。
死に場所を求めた様な2015年の年間100本のLIVEツアーで得たモノが今年の2ndEP「Face to Face」リリースとなる。あの曲達は去年の4月4日から一緒に闘ってくれた相棒で1年後の今年5月に世に放たれた。前作「Leave to the new world」から3年も経過していた。その時間の経過を越える熱量を俺たちNYFは今皆んなからもらっています。
俺たちだけでワンマンに挑戦するんじゃ無い。ワンマンに挑戦できる様な追い風を皆んなが作ってくれたんだ。だからこそ胸はって挑戦出来るって俺は思っます。
ファンやバンドマンで来てくれる皆んなでしか作れない11月11日渋谷THE GAMEになると確信してる。
遠い昔nymphが初ステージに立ったのは2005年の11月3日だった。11年前のあの日、2016年11月11日に東京でワンマンLIVEをするなんて思ってもみなかった。
この1と言う数字と運命が交錯しあれから11年の時を経てnymphからのNYFの歴史を全て飲み込み昇華するのが現体制NYFの使命。
今までの俺たち、現在の俺たち、そしてこれからの俺たちNYFを皆んなで分かち合える、そんな日にします。
新しい始まりが2016年11月11日渋谷THE GAMEでの
NYFワンマンLIVE「Get this or die.」だ。
11年前のあの日から、いやもっと以前から意識していた東京ワンマン。
時間はかかったのかもしれないけど、しかと皆んなで繋いだNYFが2016年に東京ワンマンへと挑むんだ。
俺を知ってる皆んな、俺らを知ってるNYFを知ってる皆んなには是非集まってもらいたいです。
そして見届けて楽しんでくれるなら本当に嬉しい。
関わってくれた周りの理解と追い風を作ってくれる皆んなと共に今に繋がっているNYF。本当に本当に沢山の人々と出会い別れ今に立つ事が出来ています。
初心忘れること無くその気持ちは全てこのNYFと言うバンドの活動と作品とステージへ。
挑戦の先にある新しいスタートを皆んなでわかち合えるなら最高だ。
最後になったけど当日まで準備万端で楽しみに待ってもらえたならNYF冥利に尽きます。
各地より集まる皆んなくれぐれも道中お気をつけて、最高の笑顔で再会しような。
ここからが始まりだ。そして何をも突き抜け東京でのワンマンを一緒に楽しもう。
AJ
あっ発表はまだまだ続きますのでお、た、の、し、みーーっ。
そしてシングルの発売が決定しジャケットワークが公開となりました。
今回のシングルのタイトルはNEVER SAY NEVER。
決して諦めない皆んなに贈る歌です。
ちゃんと一緒に腹の底から声を出せる様に作ってあります故。お、た、の、し、みーーっ。
発売日は12/21(水)詳しくは後日発表になります。
尚、限定先行販売が11/11(金)東京のワンマンで行われるのでそチラも楽しみにしておいて下さい。
よろしくお願いします。