今年は3月にフルマラソンに出る予定だった。
しかし、コロナが国内で流行するとともに
マラソン大会も中止となった。
3月下旬から感染拡大が加速し
4月7日、安倍首相が緊急事態宣言を発出。
自社の小売店も、
政府や都から営業自粛要請を背景に
時短営業、
そして、週末の休業も行った。
4月から5月下旬の緊急事態宣言解除までは、
業績的には最も厳しい時期となった。
そして、この時期は
従業員も店頭で働くことに
不安を感じる人もいた。
営業を止める他社もあった。
営業を止め続ければ
今度は会社が経営危機となり
従業員の生活が守れない。
そして、一度営業を止めれば
営業を元に戻していくことも難しい。
なによりも
この4月、5月に
当社のサービスを
ご利用いただくお客様が多くいた。
6月からは
営業は回復していった。
国から国民一人に10万円が給付された。
コロナ流行に伴い
外出自粛ムードが強くなり
在宅勤務も増えていった。
その結果、
外出や旅行にお金を使うことが減り
自宅を快適する流れが強くなった。
給付金も家財の充実に使われた。
その中で、
当社で6月以降お買い物いただくお客様も多かった。
大変ありがたいことであり、
当社にとってはとても幸運なことだった。
また、4月以降、
自宅にいる時間が増え
断捨離に取り組む人も増え、
その結果、不用品の当社への売却も増えた。
社内では3月下旬から
自社の営業をどうすべきか、
政府・都の発表とにらめっこしながら
日々が緊急会議。
この時期から
社長による全社への発信も増やしていった。
なぜこの時期に営業を休まずに続けるのか?
それは当社のサービスが
世の中から求められているサービスだから。
このことを信念として最も強く持っていた人が
社長であった。
私自身は
コロナ禍の中で
多くのお客様が
当社のサービスを使ってくれているのをみて
当社のサービスも
世の中に不可欠なインフラとなったと確信した。
夏場からは
会社の営業は巡航速度にほぼ回復。
大みそかの今日も
東京は過去最高の感染者となる1337人、
全国でも初の4千人越えとなる4515人。
東京オリンピックの予定だった2020年。
新型コロナウイルスの蔓延という
映画のような状況が現実になった。
まだ致死率が低いから平和でいられるが、
これが感染力と致死率ともに高かった場合はどうなるのか。
それになすすべがなければ
完全に経済は止まるだろう。
経済が止まれば
倒産が増え、失業者が増える。
政府への不満の高まり、
犯罪も増える。
社会の秩序が保たれなくなる。
法治国家が崩れた時、どうなってしまうのか。
いま、新型コロナウイルスの
ワクチンが欧米で医療者から打たれ始めている。
これは希望である。
同じ時期に
英国でコロナウイルスの変異が発見され、
それがすでに10か国以上に広がっている。
いろいろ想像を膨らませてしまったが
2020年は新しい気付きを得て、
自社のサービスをどんどん発展拡大させていける
確信を得た年でもある。
18年働いていた中で初めて得た確信である。
経営に携わる者
リーダーたる者は
逃げないこと、
そして先頭に立ち、引っ張ること、
これができればリーダーである。
結果はみんなで作り出すもの。
2021年も想像がつかない年になるかもしれない。
そのほうが人生が大変だが面白い。