こんにちは、木谷卓哉です。

 

今回は映画の感想です。

 

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(字幕版)


▼予告編

 

◯あらすじ

世界でもっとも貧しい大統領として知られるウルグアイの元大統領 ホセ・ムヒカ氏。

 

テレビ番組で取り上げることになり、当時の番組ディレクターで、この映画の監督でもある田部井氏が彼に会いにいきます。

 

取材をしていくうちに彼に魅せられ、番組取材後にも何度も訪問。

日本人に彼の声を直接届けてほしい想いを伝え、実現する。

彼との対面から来日が実現するまでを撮った、ドキュメンタリー映画

 

 

この映画は、友人がお勧めしてくれました。

 

「素晴らしくてずっと泣いてたよ。

家族との時間、目の前の幸せ。

仕事よりも幸せを大切にしようとおもったよ」

 

前職、ホテルで勤めていた時は感謝や笑顔を忘れそうになっていました。

 

このままではいけないと、出産をきっかけに働き方を変える選択をした僕を知って、友人の彼がこの映画に出会って変化したことをシェアしてくれました。

 

友人の彼自身、忙しさを理由に理想の子育てが出来ていなかったそう。

 

「もっと早くに見たかった」

そう言っていました。

 

「われわれは経済発展のためにではなく、幸せになるために生きているのです」

映画を見る時間がない方も、この言葉が放たれたスピーチを聞くだけでも、自分の働き方、生き方を考え直すきっかけになる人もいるかもしれません。

 

▼2012年のリオ会議(地球サミット)で行ったスピーチ

 

生活をするため、大切な人を守るために懸命に働いている人がほとんどだと思います。

 

仮にその仕事が1日の大半を占めているとしたら、仕事が人生の大半を占めることへと繋がっていきます。

 

それは、あなたの幸せに繋がっていますか?

 

必要なお金を稼ぐ必要があります。

そのお金は、あなたが時間を使って得たものです。

 

僕の前職は、1日14時間、休憩はお昼ご飯の15分。

夜静かに帰宅し、ご飯を食べ、眠って、早朝にまた家を出る。

 

気がつけば感謝も笑顔も忘れていました。
 

家族・パートナー・友人・健康

忙しすぎたおかげで、僕にとってその仕事以上に大事にしたいものがあることに、気がつくことができました。


ミルクを飲ませている最中、子どもにずっと顔を見られます。

その最中、笑顔を見せられなかったことも、自分自身にどうしたいかを問う時間になりました。

 

成長するためではなく、幸せを目的に。

すると、自然と取るべき行動が変わってきます。

 

不満は生きる活力で、変化したい心のサインです。

 

ぜひ、今、働き方を変えたい方は、映画を観て心の声に耳を傾けてみてください。

 

時間がない方は、スピーチだけでも。

 

心が反応する情熱や憧れが、一歩踏む出す背中を押してくれるはずです。

 

僕は、この映画で印象に残っているシーンが2ヶ所あります。

 

1つは、ムヒカ氏が育てたであろうお花を積み、花束にして田部井さんへプレゼントをしているシーン。

(予告編の1:00辺りにも映っています)

 

もう一つは、東京外国語大学の生徒に向けて放たれた言葉です。

「もし音楽が好きならば、そこに自由を探してください。

 

絵が好きなのであれば、そこに自由を見出してください。

 

私のように農業が好きな場合には、農業を営むことができるでしょう。

 

それは単純にお金を稼ぐためだけではありません。

 

ですから何かあなた自身を幸せにするものを探してください。

 

他の人を幸せにすることを考えてください。 

 

それは世界を変えるということではなくて自分自身を変えるということになるのです」

ムヒカ氏は自分の好きな農業で育てたお花をプレゼントすることで、他の人を幸せにしています。

 

言葉だけでなく、それを実践して見せてくれていました。

 

僕も、自分自身を幸せにするもので周りの人を幸せにし、同じ考えの友人と出会い、一緒に歩み続けていきたいです。

 

東京外国語大学での講演の書き起こしがありましたので、リンクを貼っておきます、

こちらも合わせて、読んでみてください。

 

 

 

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