こんにちは、木谷卓哉です。

 

図書館で借りてきた本の感想です。

 

おうちモンテッソーリはじめます

著者:シモーン・デイヴィス

 

世界20ヶ国以上で翻訳・出版されているこちらの本。

 

いま、子育てで悩んでいるのは、自分だけでなく世界中にいることに気づかせてくれます。

 

「自分一人で抱え込まなくていいよ」

「悩み、考え、学ぼうとしていることは、家族関係をよりよく築いていこうとしている証だよ」

 

この帯から、世界中にいるママパパに向けて、そんなメッセージをも発信してくれているかのようにも受け取ることができました。

 

僕は今、子育てについて学びたい欲求が高まっています。

 

学べば学ぶほど、気づきと自己成長があって面白いです。

 

子どもは子どもらしく成長する

子どもを子ども扱いをしない

 

モンテッソーリ教育は、これからの大人が大切にしたい子どもへの意識があちこちに込められています。

 

子ども扱いとは?

 

皆さんにとって「赤ちゃん、子ども」から連想するイメージはどのようなものでしょうか。

 

未熟

無知

遅い

思った通りにしてもらえない

 

「かわいい」はもちろんですが、似たような言葉が浮かんでいる人もいるのではないでしょうか。

 

頭で考えるよりも、実際に声をかけたり、行動から気づくことができます。

 

・何も知らない前提で、教えようとする

・まだ早いと決めつけて、止める

・汚れてしまうからと、親がする

 

このような行動になってしまうことがあるのではないでしょうか。

 

 

質問された時は、答えを教えるのではなく子どもと一緒に考える。

危ないと思った時は、親がするのではなく一緒にやってみる。

汚れてもいいように、止めるのではなく環境を整えてみる。

 

モンテッソーリ教育では、このように一緒にできるようになる方法を考えていきます。

 

子どもをどのように意識しているかで、選ぶ行動が大きく変わるんですね。

 

 

さらに、モンテッソーリ教育で大切にしていることがあります。

 

それは「ご褒美や罰を与えない」です。

 

できたこと、学べたことが何よりの喜び

 

周りを観察し、興味を持ち、学びたい好奇心から選択したひとつの行動。

 

最初は思った通りにできません。

 

時間がかかるかもしれません。

 

ただ、それらは一時的なもので、環境を整えたり、やり方を覚えていくと次第に上手になっていきます。

 

それが、子どもにとって、何よりの喜びです。

 

ですが、

ご褒美を与えることにより、ご褒美がもらえることが喜びになったり、

罰を与えることで、罰が避けるためにイヤイヤやるようになってしまうことにつながっていくんです。

 

でも、親にとっては、ご褒美や罰を作る方が、思った通りに動いてもらいやすいですよね。

 

スポーツの世界では、成績が良いと褒められ、賞賛される。

会社でも昇給や昇格があります。

 

悪いと減給や降格、仕事がなくなることもあるかもしれません。

 

それらのご褒美を罰のために、努力してしまう思考になっていきます。


 

周囲を観察し、興味を持ち、学びたい好奇心から、ひとつのこと選択しその道を進んでいく。

 

この成長のサイクルに大人も子どもも、違いはありません。

 

できるようになること、学べたことが喜び

 

自分自身いくつになってもそうありたいし、

パートナーや友人、仕事で関わる人、

そして、子どもにもそうなってもらいたい。

 

出来事や結果に評価をしないでいられるように心がけたいです。

 

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