子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。
もし、できないことがあるとすれば、
物理的に不可能な環境にあるか、
どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです。
(マリア・モンテッソーリ)
こんにちは、木谷卓哉です。
今回は図書館で借りて読んだ本の感想です。
読ませていただいた本は、
「0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす! 」
(著者:藤崎達宏)
これはめちゃめちゃ学びがありました。
ママにもなんですが、僕と同じようにパパになる人全員に読んでいただきたい一冊!
とにかく気付きと学びがたくさんあり、何度も頷き、子育てが楽しみになっていきます。
「子育ては、自己成長でもある」
そんな成長の機会を与えてくれていることにも目を向けさせてくれました。
モンテッソーリ教育ってなに?
出産後、子育てについて調べていると、「モンテッソーリ教育」という文字を何度も目にしました。
もしかしたら、僕以外にも同じ人がいるかもしれません。
子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。
もし、できないことがあるとすれば、
物理的に不可能な環境にあるか、
どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです。
(マリア・モンテッソーリ)
本書の最初のページに書かれている言葉で、僕はこの言葉に出会い、興味を持ち始めました。
「有名人や偉大な人もモンテッソーリ教育だったんだよ」
「才能を最大限に引き出すんだよ」
そんなふうに紹介している動画もあったりします。
(そうなんだ。具体的にどういうものなのか私にも分かるように教えてよ)
僕は何度も思いました。
今の僕が一言で説明するとすればこんな感じ。
「子どもが一人でできることが少しずつ増えていけるように、成長段階に合わせて環境を整えていく子育て」です。
「抱っこをやめると秒で泣き叫ぶ」
「肌が荒れてきた」
「まだ一人で寝ることができない」
「もう話すことができた」
親になると我が子の成長を、周りや一般的な成長と比較してしまうことがあります。
1. わからないことばかりなので、ネットで検索。
2. 検索した結果、周りや一般的とは違う部分に目がいく。
3. 自分の子育ては間違えているのではないかと不安になる。
この1〜3を繰り返している人は、少なくないかもしれません。
初めての子育ては赤ちゃんにとっても親にとっても未経験な体験の連続です。
外出せずに自宅にいることがほとんど。
周りと相談しづらい環境というのもあり、正解が何かもわからず、自分が間違えているのではないかというふうに不安になってしまいやすくなります。
もちろん調べた結果、泣き叫ぶのは順調に育っている証と分かって、安心することもあります。
しかし、新しい経験をするたびに、自分は順調に子育てが出来ているのか心配になっていきます。
「成長に早ければ良い、遅ければ悪いというものはない」
自分でも分かっているつもりだし、言葉にもしている。
でも、著書に書かれているこの言葉を見て、改めて安心することが出来ます。
この本は、0〜3歳の子育てについて書かれています。
生まれてからの三年間は特に大事な期間なんだそうです。
それは記憶の仕方に、大きな違いがあるからなんです。
0〜3さい
無意識的記憶
覚える努力や意識なしに、すべてを素早く捉えて、永久的なものとして記憶する
3〜6さい
意識的記憶
「これは覚えよう」と覚えていく
3〜6歳は意識して覚えてはじめていくのに対して、0〜3歳までは、見るもの、触れるもの全てを吸収するかのように自分の記憶にしていくんです。
しかも永久的なものとして!
「三つ子の魂、百までも」
この言葉はただの耳馴染みのある言葉ではなく、重要だからこそ言い伝えられているのかもしれないです。
成長段階を知り、環境を整えていく
モンテッソーリ教育は、子どもが一人でできることが少しずつ増えていけるように、成長段階に合わせて環境を整えていく子育てです。
成長にはサイクルがあり、それを尊重することで、素晴らしい成長へと導くことが出来ます。
【成長のサイクル】
1. 興味関心(散策)
2. 自己選択をする
3. 集中して繰り返す
4. 上達することにより満足感と達成感を得る
5. 生きているのに必要な能力を取得
6. 自己選択と自己肯定感が次に挑戦する心を育てる
1.散策
月日が経ち成長していくと、身の回りのものに興味を持ち、観察することを始めます。
2. 自己選択
観察したものから、興味があるものを選択する能力を身につけ始めます
3. 集中して繰り返す
興味があるものに対して、目や耳を向けたり触れたりすることを繰り返していきます。
4. 上達することにより満足感と達成感を得る
繰り返すことで、うまくできるようになっていきます。
その結果、満足感と達成感が得られます。
5. 生きているのに必要な能力を取得
今の自分ができることが増えることは、生きていくために必要な能力を身につけているということにも繋がっていきます
6. 自己選択と自己肯定感が次に挑戦する心を育てる
満足して終わりでなく、能力を身につけたら、また新しい興味があることに目を向けることができるようになっていく。
これがモンテッソーリ教育で考えられている「成長のサイクル」です。
これって子どもに限った話ではないですよね?
興味があるものを自分で選ぶ。
初めはうまくいかないことも、くり返すことで上達。
満足感とともに自己肯定感も得られる。
新しいことにも挑戦する意欲も芽生える。
大人が成長する時にも、同じサイクルがあるんです。
たしかに、子どもの成長サイクルとは一言も書かれていない!(笑)
そもそも、僕がモンテッソーリ教育に興味を持ち始めた結果、この本に出会っています。
子どもの成長するのと、大人が成長するのは、全く違いがないんです。
この気づきを忘れないように書いておきます。
大人も、子どもと同じようにすべてのことができるように生まれてくるのです。
もし、できないことがあるとすれば、
物理的に不可能な環境にあるか、
どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです。
(木谷 卓哉)
笑
他にも子育てと自己成長について、気づきや学びがあったので、また書いていきます。
よければまた読みに来てください。