ご無沙汰しております。


先月から忙しく、釣りにいけていない中で、今回の震災、津波、原発の事もあり、釣行予定もあったが止めて、出かける予定も止めて、必要最低限の事しかやれず、いろいろ考える事も多く、思いにふけることが多い日々を過ごしてました。


私は福岡県南部に住んで居るので今回の東日本大震災に関して言えば非被災地になり、震災前も震災後もほとんど何も変わることなく生活をしている。


地震の事もテレビやラジオ、インターネットなどで流される情報を見て聞いて知る事しか出来ないので、テレビ見ず、ネットをしなければ、何もわからない状態である。



海を見ても空を見ても、街を見ても何も変わらないいつもの風景がある。

テレビをつければテレビがつき、暗くなれば電気を点ける。蛇口をひねれば水が流れ、ガスを使えば火がつく。


今回の地震や津波、原発でこのありふれた日常が一瞬にして無くなった事を思うと心が苦しくなり、涙がこぼれたことも何度となくあった。


大切な方を亡くし、家や物も全て壊されて、生きる希望さえなくした方も多く居られる現状。

それでも、一生懸命生きておられる方もまた多く居られると思います。


とりあえずこの10日ちょいで自分に出来る範囲で出来る事をやりました。


できれば義援金も少しではあるけど一年ぐらい毎月続けてみようと思う。

そして、落ち着いたら献血にも行ってみようと思う。


人それぞれいろんな考えや思いがあると思う。

そして人それぞれ出来る事、やる事が違うのも然り。


物理的に考えて今の私には現地で何かしようにも無理なのでとりあえず義援金をして、後はこの現実を家族で話し合ったり、子供たちに伝えたりしながら、出来る限り普通の生活をする事にした。


いつかその時が来たら精一杯やります。

出来れば来ない事を願いますが・・・。


私自身は善人でも真面目な人間でもないが、今回のでいろいろ考えさせられ、感じることがあった。

自分に何か出来ないか?こんなに悲惨で苦しんでる人が居るのに何も出来ないのか?と言う思いもあった。

なんでもっときちんと対策や対応をしていかないんだ!という怒りや苛立ちもあった。

うちと同じようなお子さんを持つ方の声や姿をテレビで見て居た堪れない気持ちにもなった。


それでも、やっぱやれる事しかやれんし、家族が一番大切だし、弱かですよ自分も。


目の前でこまっとる人が居るなら助けるだろうけど、全ての人を助けれるとは思えん。

もちろん逃げる事もあるだろうし、私に出来る事なんて限られとる。

それでも、出来る限りの事はやらんといけん。そして考えんといけん。


言うのは簡単だが、行動するのは相当大変やし、勇気がいるよね・・・。

俺にできっかなぁ…




釣りに関して


当初、東日本大震災の起きた日である3月11日、金曜日と言うのもあって夜から釣りに行こうかと考えていた。

地震は14:46に起きたが、私が地震があったのを知ったのはたしか16:00ぐらいだったと思う。

普通に仕事中だったし、当初は『あー東北で地震があったんだ』としか思わなかった。

それぐらいこっちでは何も変わらなかったし、情報もほとんどなかった。


とりあえず、すぐに関東に住む妹に連絡したら、「震度5強ですごく揺れたけど、家族みんな大丈夫」との事だった。

18:00過ぎに仕事を終えて家に帰り、テレビを見て地震が思ったより酷かったのと九州にも津波警報が出ているのを知って、こりゃ釣りにはいけんなぁ~と普通に取り止めた。

その夜のテレビは、どこをつけても地震の事しかやってなかったし、ほとんど情報もなく、映像もなかったのでどれぐらい酷かったのかは震度とマグニチュードと津波などの規模でしかわからなかった。


次の日。

テレビで徐々に地震や津波の映像が流れ始めるとそれを見て愕然とした。

こりゃ酷い。実際にこんな事がおこりえるんか?と疑った。

そして、津波の威力と怖さを改めて痛感させられた瞬間でもあった。


釣り人としては、ある程度の波の事は知ってるだろうし、釣りをしていたらある程度気にかけていると思う。

それでも、こちらでは今まで余り大きな津波が来る事もなく、津波注意報とか津波警報とかが出ていても案外釣りをしてる人が多いし、その割にはライフジャケットをつけてる人はあまりいない。


確かに我が命ではあるし、いつでん釣りにいけるわけではなかかもしれんです。

釣りしたいのはよーわかるですが、やっぱルールの厳守と安全への配慮は必要です。


最低限、警報とか注意報とかでとる時は釣り行くの止めましょうよ。

波も風も雷とかも然り。それで事故とか怪我とかあったりしたら、「バカがこげんな時に釣りにいってから」って笑われるだけかもしれんけど、家族や知り合いからしたらマジ笑えんですよ。


そして、ライジャケつけて釣りしましょ。

なんもなかにこした事はなかっです。

なんもなかごと、備えだけはしましょ。

自分は大丈夫でん、家族の為に、あなたを思う人の為にお願いします。



巷では、こういう状況で娯楽や楽しみは不謹慎だ!自粛しろ!と言う方も居られます。

確かにそうだと思う部分もあります。特に今回のような規模が大きい天災等で多大な方が被害にあわれてしんどい生活をされていたら、そういう状況になるかもしれません。


でも、人から娯楽や楽しみをとったら人生おもろないです。

一生懸命仕事して、家事をして、普段通りの生活をする事も大切です。

趣味や息抜き、旅行やら外食して気晴らししたり、欲求を満たしたり、ストレス発散する事も大切です。


もちろん、それを楽しむには、最低限の衣食住とお金が保障されないといけんので、それが出来ない人たちが居るのも現状です。

だからと言って、全ての人が趣味や娯楽を止めたり、自粛したり、我慢したりするのは少し違うと思う。


自分なりのルールを決めてやれば良いと思います。

それを人に押し付けるのはどうかという思いもある。

頃合というのは難しいですが、そこは世の中を良く見て、自己判断するしかなかです。


私にとって釣りは楽しみだし、娯楽であり、勉強でもあるし、コミュニケーションや人間関係の一部だったり、食材確保だったりと目的は多岐にわたるし、小さい頃からやってきたものなので自分の人生では、あって当たり前の事が釣りだったりする。


釣りが好きなんですよ!


釣りが出来る喜びを感じつつ、安全に楽しみましょう。

それで気がとがめるなら自粛するのもいいでしょうし、1回釣行する毎に募金するのもいいんじゃないですか?

私はとりあえず1回釣行する毎に100円ずつ募金して行こうかと思ってます。


私が言うのもあれですが、自分の出来る事をやる。

そして、今を楽しむ!

TICTの方からは、「このような状況の中での釣行は、なるべく自粛いただきますようお願いします。」とお言葉を頂いています。



私は、今週末までは釣りを自粛するつもりです。

その後は状況を見つつではありますが、活動していきます。


こういう状況だからこそ、釣りの良さや楽しさ、海の良さと怖さ、安全や対応法などいろいろな情報をどんどん発信したい気持ちもあります。


たかが釣り、されど釣りかもしれんですが、釣りがしたいから仕事をがんばったり、家族サービスを頑張ったりしてる人も居るです。私はお酒もギャンブルもコーヒーもタバコもやらないですが、釣りは大好きです(汗)


みんな頑張りましょ!