ケータイ 2 | まぁ状況で◎。富澤祥行 アメブロにて

まぁ状況で◎。富澤祥行 アメブロにて

玉川学園の秘密兵器と言われて久しい(?)名も無きテノールのその日常。


朱色か、


ピンクか、


本当に迷っていた。


カウンターのねーちゃんも


「はぁ?あんたがピンクなんて選んでどうすんの?きもっ!」

みたいなオーラである。
顔はにこやかにしているがオレにはわかる…。
(まぁ思い過ごしかもしれないが…)


ふと 周りを見渡すと、


ここはauショップ、


ゆえにauカラーであるオレンジに店中が囲まれている…。


オレに戦慄が走った。

こ、これは!

このガラケーは朱色なんかじゃない!
オレンジだ!オレンジだったのか!


「そうだ、オレはauの回し者なんかじゃない!。
こいつらの、特に目の前でオレを小バカにしている受付嬢(まぁ思い過ごしかもしれないが…)の思い通りになどなってたまるか…
お前のそのauカラーのベストと同じ色のガラケーなんてオレはまっぴらゴメンだぜ!」


では、

メタリックピンクの見本ガラケーをあらためて手に取った。


が…


「そうだ、冷静になれば確かにこのねーちゃんが小バカにするのも無理はない…(いや、別に何も言われてはいないのだが…)。
こんな坊主で玉子みたいなオッサンが、よりによってガラケーがメタリックピンクだなんて…。
素敵な恋に巡り会いたいですぅ~的な女子大生じゃあるまいし。」

自嘲気味にたまらずオレは笑った。
今度こそ、受付嬢はきもっと思ったはずだ。


「グリーンのやつにします。(いやグリーンではない、黄緑だ…)」
オレは告げた。


ねーちゃんは
「はぁ?わたしの時間を返せ。」みたな顔である。(いや、やはり思い過ごしなのかもしれないが…)

まぁ無理もない、オレの落ち度だ…すまなかった…。



人は、


最善を尽くしたいと思うからこそ悩み抜くものである…


そんなことはわかっていたが、


まさかauショップでそんなことを味わうとは(--;)。


人生は、


勝手に難しくなってしまうことが時々あるものである。


そして


その、解答者時代の歌丸師匠のお着物のような、
黄緑のガラケーをオレは持ち帰った。

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黄緑なのだが、


お分かりになる人はわかるだろう…


顔が完全にキレンジャーである。


まぁ間違いなく


おまえとは長い付き合いになるぜ。