ただいま勉強中のプッチーニ「外套」。
オレの役、ルイージ君は二十歳。
パリのベルヴィル出身で、
言葉使いの端々に何となく文学的な匂いを感じさせる。
しかしいかんせん二十歳、
しかも何でそんな貧しい暮らしをしてるのやら…
舞台の時代は1900年、まぁヨーロッパ全体も大変な時期ではあるでしょうな。
とにかく力仕事につづく力仕事…
暗~い青春時代である(u_u)。
そして何といっても親方の若奥様とイイ仲になっちまってんし…(^^:)。
相手はジョルジェッタ姉さん25歳、
同じ故郷出身で親しみあるところに持ってきて、5つ上の出産経験ありの、
イイ感じのおねーちゃんである。
恵まれない環境に、溢れる若さ、
そして背徳のスリルでグチャグチャになった関係になってしまっております。
ジョルジェッタはまだ旦那に対して未練…とまで言えるかどうかはわからないが、しかし今の旦那を捨ててまで逃げ出そうという行動力まではついていないのに対して、
ルイージ君は若さ爆発、完全にお熱を上げてしまっているし、
これだけ愛し合ってるのになんでジョルジェッタ姉さんが旦那を捨てて自分と逃げようという決心がつかないのかがイマイチわかっていない。
若さと勢いで「このナイフで旦那を刺してでも君を奪いたい」みたいなことを言っちゃったりなんかしている。
できもしないくせに…(*_*)。
まぁとにかく歪んだくら~い青春時代を送っている若者だ。
しかも残念な人生であることに、
ラストにはうっかり待ち伏せ場所に飛び出したばかりに何の反撃のチャンスも与えられず、旦那の腕力と経験の前になすすべなく敗北し、あっさり絞殺される。
こ、この役は…
うちの子供らに見せられないなぁ(^^:)。
さてオレを絞殺するのは青木君である。
彼には先月仮面舞踏会で刺し殺されたばかりですが(//▽//)。
いやぁ…
まぁ若い愚かさ丸出しのダダ漏れで役に浸りたいと思いますが(^^:)。