ライフオーガナイザー®の佐藤たまきです。

 

今日は、親の家の片付け、家じまいの片付けについてお話したいと思います。

 

先日、身内の家じまいの片付けを手伝いました。

 

私の伯母が、昨年、突然脳梗塞で倒れました。

その時のことをブログに書いていました。

 

 

 

 

私が兄と慕う、従兄が来て、本格的に片付けと荷物の撤退が始まりました。

 

今回の私は、ライフオーガナイザー®というよりは、妹役です。

本来のオーガナイズのサポートと、ちょっと違うのは、そのためです。

 

兄自身も、一家を構えてくらしているので、道具は揃っているのです。

 

兄には、ずっと、「持ち出したいモノを選んで」と伝えていました。

 

冷蔵庫は、既に、ヤマト運輸の家財宅急便で配送済み。

 

今回は、

・すぐに持ち出せるものを持ち出す

・どんなモノがどれくらいあるのかの確認

・今後の予定と計画をたてる

とのこと。

 

兄がまず手にしたのは、テレビ・ヒーター・扇風機などの家電製品でした。

そのあと、棚に並んでいるモノから、自分が使うと思うものをピックアップ。

 

そのあと、私が以前、キッチンから運んでいたキッチン用品の確認に入りました。

一人暮らしには多すぎる数のお鍋。

選んだのは、一番新しいお鍋。それも、大きいかな?と、迷うだけ迷って。

お玉などのレードル類は、ほぼ、要らない。

 

食器は、数が多すぎるため次回。

 

寝室で、サラッと洋服の確認。

その他のモノのいる・要らないを決めました。

 

「ここで暮らしていたように、再現してあげたい」

 

兄の思いです。

伯母の我儘で波乱万丈な人生を歩んできた兄。

そんな兄の思いに頭が下がります。

 

伯母が大事にしていたお人形。デイサービスで作った飾り物。趣味でしていた塗り絵の作品。

大切に箱につめました。

 

伯母は、現在は入院中ですが、医療行為が必要なため、介護施設への入所は難しいかもしれないとのこと。

兄は、伯母の症状が落ち着いたら、自宅に引き取ることを考えているようです。

 

ならばと、「おばちゃん、歌が好きなんだよ。喜ぶかも」と、大切にしていたカセットテープを渡しました。

(無理やり渡したのは、私が、姪だから。通常のサービスではしません)

 

バタバタと、選び、積み込み。

 

不要と判断し、処分箱(袋)に収めたものは、この日だけでも45Lの袋で10はありました。

 

同居していたもう一人の伯母の元に引き取られたモノもたくさん。

もちろん、私の母の元にも、私の元にも。

 

伯母が大切に使っていたモノたち。

もう、お役目を終えてもいいモノも確かにありました。

けれども、とても寂しい気持ちになりました。

 

モノとしては、まだまだ使える。

けれども、それを使う人がいない・・・

キッチン用品などは特に、みんな持っている。だから、要らないんですよね。

 

以前なにかで、「自分が死ねば全部ゴミ」という言葉を耳にしました。

まさに、その通り。

洋服も靴も、サイズも違えば、趣味も違います。

 

今回、兄は迷わず、サクサク選びます。

見ている私の方が寂しくなってしまったという、状況です。

 

まだまだ、妹役は続きます。

兄が迷ったら、背中を押して差し上げられるよう、精進したいと思います。