第1039章 ☆全員が中森明菜(さん)か!☆ | yamaoka.seigetsuの孤独なHEART

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日々の出来事。

 想ったこと。

    拙書の紹介。                      
 

 『どん底に沈みこんでも根のある人は、どんなところからでも、どんな困難な状態からでも這い上がることが出来る』
       

 

 今日も仕事に行こうと電車に乗った。

 いつもの時間のいつもの電車。

 うまく空いていた座席に座ると、ふと前に座る人の足を見た。

 何故か何かイライラする事があるのか、あったのか?(一概にそうとは言えないけれど)

 貧乏ゆすりをしている。

 別の人は瞳を閉じて、しかめっ面をしている。 

 何分か電車に揺られ、乗り換え駅に着いた。

 そのとき、ふたりの若い女性の大きな話し声が聞こえてきた。

 ひとりの女性が息つく間もなく喋り続けている。

 どうやら、何かの愚痴を言っているようだ。

 私が電車を降りてエスカレーターに乗るところまでずっと愚痴を相手と見ず知らずの人たちに聞かせている。

 そして、エスカレーターに一歩足を載せたとき、叫ぶように言った。

 『イライラするわー』

 そこにいるすべての人が聞いた。

 私の頭の中に中森明菜氏の十戒が流れてきた。

 と同時に、(中森明菜(さん)か!)と頭の中で叫んでいた。 

 おそらく、そこに居合わせた誰もが頭の中でそう突っ込んだに違いない。

 いや、突っ込まないはずがない。

  

 そう考えてしまった私は、思わず吹き出しそうになるのをこらえながら、エスカレーターに足を載せた。

 そこに居合わせた人たちの吹き出しそうな顔を想像しながら。




 では、今宵も、孤独な!を抱きしめて・・・