戸惑いながらの甘味日和⑪ | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。





⚠️こちらはBL腐小説です!!
受け付けない方は回れ右を!!!
楽しめる方のみお進み下さいm(*_ _)m



•*¨*•.¸¸🍫*・゚•*

  


翔君の手をしっかりと握りしめる。

翔君が…ドアをノックする。
 
㌧㌧🚪


ドアのガラス窓から中を確認すると…

奥に2人が寄り添うように座り…手前に1人。

ノックの音に気付いた手前の1人が返事をした。


👩「はい…。  ガチャ…    ・・・・・  どうぞ。」


立ち上がり ドアを開け…
オレ達の顔を真っ直ぐ見据えた後、軽く頭を下げ中に通される。



コの字型に置かれるソファ…。

オレ達は、ドア側の長ソファに座る。

姫野百合らは、正面の長ソファ。

ドアを開けた女性は、双方の長ソファの間の1人がけのソファに座る。

( ˙-˙ )スンッとすました顔をし、眼鏡を指でクイッと上げた仕草が何故か鼻につく💢


(司会進行係なのコイツ?)


心の中で…悪態をついてしまうオレ 👅ペロ

(`・3・´)💢ボソッ
「何コイツ…。司会進行でもすんの?」

翔君が、ボソッと呟いた(笑)


「かもね…(笑)」「俺、声に出てたね(笑)」「フフ…」




コホン……と咳払いが聞こえ…

👩「櫻井さん、大野さん。お話に入らせて頂く前に自己紹介させて頂きます。
私は、姫野百合の友人で 片桐といいます。
今日の話し合いに立ち会わせて頂きたいと思いますので、ご理解下さい。」


は…?ご理解……何を?


櫻井:
「理解とはどういう事でしょう?
姫野さん。片桐さんが同席する旨の説明を先程受けていませんが…。
今回…姫野さんが会わせたいと仰った相手は、どちらの方ですか?」


翔君…片桐と名乗った女の方は見ず、姫野百合の方を真っ直ぐ見据えて低い声で問う。


姫野:
「会わせたいと言ったのは…
この子です。舞香 といいます。」


櫻井:
「これから話す話題は、俺らにとってセンシティブな内容になると思います。
部外者が立ち会うというのであれば、俺達は帰らせて頂きます。」


片桐:
「センシティブな内容だからこそ、第三者として私が証人として立会いたいんです。
安心して下さい。双方に公平に判断しますので。」


双方に公平って……(苦笑)

姫野百合の友人である上に、オレ達とは初対面のアンタが、コチラに公平になれる訳が無いだろ。
何より…何を判断すんだよ ?


櫻井:
「それ、本気で言ってます?
はぁ…話にならない。類は友を呼ぶって、まさにこの事だな。
智君…帰ろう。時間の無駄だったよ。」


翔君が立ち上がり、オレの手を引っ張りながらドアを開ける。

後ろから呼び止める声が聞こえるが、翔君は振り返らずに廊下を速足で進む。


その時…ガシッと腕を掴まれたと思った瞬間…グイッと後ろに思いっきり引っ張られる

  「痛っ!!✸ฅ(°д०;) 」

馬鹿力で掴まれ…後ろに無理矢理引っ張られたせいで、肩に痛みが走って⚡思わず声が漏れた。

良く見ると…ネイルで強化された爪が腕に食い込んでいた。
腕に三本の爪の筋が走り…血がポタっと床に落ちる

(デジャブ… 昔 翔君も同じ事あったなぁ。
女の爪って……マジ凶器だわぁ…あ、狂気か?www)

って冷静に思い出したりしてたオレ・・


「智君!!てめぇ離せ 💢💢
 智君……あ、血が 💦オマエら。」

翔君の焦った声で我にかえる。

オレの腕を依然掴み続けてる手を払い除け、オレを自身の後ろに隠す翔君。

姫野:
「話を聞いてくれるって言ったじゃないですか!!逃げるなんて酷い!!」

片桐:
「そうですよ!!こっちは対等に話し合おうと思ってたのに、逃げるなんて。」


悪びれもせず喚く 姫野と片桐。

櫻井:
「アンタ達なんなんだ…頭大丈夫か?
智君、腕みせて……」

翔君が ポケットから出したハンカチを腕に巻き付け止血してくれる。


オレの腕を掴んでいたのは、姫野百合。
            (めっちゃ力あったな。そこらの男よりあるかも。)

舞香という女は、ドアから少し顔を覗かせている


先程から〃対等〃…〃公平〃 と口にするコイツら


大野:
「あの…先程から 公平、対等と口にされてますけど……オレ達と貴方達とは最初から対等な関係では有りませんよ?」


片桐:
「なにを……」



「ウチの翔は、姫野さんからの縁談は正式に断りを入れています。
それでも、話を聞いて欲しいと頼んで来たのは、其方です。
この時点で…既に対等な関係では無いんですよ?
頭を下げ、聞いてもらう立場である貴方が…自分達の公平性を主張し…都合の良い第三者を同席させる。
我々を馬鹿だと思ってます?
姫野さん…ご自身の立場を有利にしようと、最初から強気に出たのかもしれませんが、逆効果です。
しおらしく…泣き落としした方が、優しい翔君なら話ぐらい聞いてくれたかも知れないのに。」




何故…翔君が怒り席を立ったのか、分かってない馬鹿な人達。


突拍子も無い不躾な要望に加え…

初手から誠意にかける態度

自分達の置かれてる立場を弁えずの言動に

それが…まかり通ると思う浅はかさ…。


あの提案を聞いた時は、もう少し…頭の働く人なのかと思ったんだけどな。


あの時……精子提供のWordが出た時

〃翔君の子供を見てみたい〃と、ほんの少し思ってしまったオレ。

綿密な計画が成された上の提案なら、聞くだけ聞いてみたいと思ってしまったオレ。

だから、今日 ここに誘き寄せたんだけど…

失敗だったかな。



片桐:
「あの、ゴメンなさい m(_ _)m
私が、同席を無理強いしたんです。
最初は、百合にも断られたんです。
でも…心配で。あんな提案して…逆に脅されたりするかも知れないと思って。」



大野:
「片桐さん。二人との本当の関係は?」

櫻井:
「本当の関係?」


片桐:
「百合とは、本当に友人です、高校からの。
そして 舞香は…私の妹です。
今回の提案を聞いて…心配で。
百合が言う様な都合の良い人が、いる訳無いと思って…それで確かめたくて。
もし、いるなら…二人は幸せになれるかもって。」



櫻井:
「片桐さん、アナタの言う通り…そんな都合の良い提案を承諾する人は 居ないんですよ。
俺は、絶対に承諾しないと伝えてます。
妹さんが、心配なら最初から、こんな提案は止めるべきでしょう。」


姫野:
「櫻井さん。大野さん。
お願いしますm(_ _)m  お二人の未来にも光が見える話だと思うんです。
世間の目からも欺けて、両親には安堵を与えれる。
もう一度チャンスを下さい。
話を聞いて下さいm(_ _)m お願いします。」

舞香
「お願いします。
私……私………。   話を聞いて下さいm(_ _)m」


片桐
「お願いしますm(_ _)m」



頭を深く下げる三人。そんな三人を…翔君は

嫌悪感を隠す事なく冷めた目で見下ろしていた。






•*¨*•.¸¸🍫*・゚……To be continued
次の更新まで暫しお待ち下さい🙇⤵︎