戸惑いながらの甘味日和④ | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。





⚠️こちらはBL腐小説です!!
受け付けない方は回れ右を!!!
楽しめる方のみお進み下さいm(*_ _)m



•*¨*•.¸¸🍫*・゚꙳


***回想 翔君Ver.**


母さんから電話が有り…

今…車を走らせている🚗³₃

せっかくの休み…

せっかくの智君とのイチャイチャTime♥️

しかも…最終日……クソオ…  〇٩(-᷅_-᷄๑)…💨

イラッとし、ハンドルを握る手に力が入る。

信号待ちの時に…手で顔を覆い深く溜息…。

すると…フワァと 大好きな匂い…。

「あ、智君の匂い……」

出しなに智君が着せてくれたコート。

今朝もコンビニに行く時に智君が着ていたコート

襟元に鼻を寄せ…大きく匂い吸い込む。

智君の匂いを感じて・・・
                    苛立ちが少し落ち着いていく♡


10分程走った所で到着…。

お洒落なCafe☕     

外観に見覚えがあった。

智君が読んでいた雑誌に載ってたCafe☕

(´・∀・`)
『ここのチョコケーキ濃厚なんだって〜♡
美味そう♡』

と…写真のチョコケーキをなぞってた。

外デートする時に立ち寄ろうと思ってたんだよなぁ。 

先に1人で来る事になるとは……😖

今日は…デートの下見♡って事で許して貰おう。


自動ドアを開けて中に入る。

店の奥の席に母さんが座っていて、俺を見付け手を上げて手招きしている。

傍に寄って行くと…他者が3人。

この中年男性と中年女性に見覚えが……

母さんから…かなり遠縁の親戚だと紹介された。

あ〜、いつぞやの法事で見た事が有るような。

その人達の隣りに…俺と同世代の女性が俯き加減で座っていた。

その女性は、双方 挨拶を交わす時も…特に笑顔を見せる訳でも無く淡々と名前を名乗り会釈をした。


母さんが俺を呼び出した要件は…縁談話

相手は 目の前に居るこの女性。中年夫婦の娘。

結婚適齢期を迎えたが、男の影も一切見えなかった娘を心配して見合いをするように進めても断固拒否をしてきたらしい。

だが突然…俺となら結婚しても良いと言ってきたらしい。


だが…その割に…愛想の欠片も無い女性。

多少なりとも…”女に言い寄られる”という経験はしてきてる俺。(自慢とかでは決して無い!)

俺に好意があって寄ってくるなら、それなりに態度に現れるもんだ。例えば…

気に入られようと視線を交わせ、笑みを浮かべる。
言葉の端々にも俺への好意を乗せる。
仕草ひとつとっても、俺の興味を引こうと動く。


そういった態度が、この女性からは感じ取れない

何なんだ?何か別の意図が有るのか?


中年夫婦は、娘のプレゼンを必死にしてくる。

傍ら…何処か冷めた様子の女性。

終盤…中年夫婦が、お決まりの言葉

『私達は席を外すから、後は、若い2人で話して。
私達ばかり話してゴメンなさいね。』

そう言って…Cafe☕のカウンター席へと3人は移って行った。


丁度良い…。
本人にハッキリとその気は無い事を伝えよう。

『あの…今回どういった経緯で、縁談を俺に?』

『・・・・・・・・・』

一瞬…口を開きかけたが、キュッと口を綴じた。


『えっと…姫野さんでしたっけ?
申し訳ないんだけど、俺には将来を約束した人がいます。君と結婚する事は無い。
この時間も無駄なだけだと思う。
だから、もう帰らせて貰いますね。』

テーブルの上の伝票を取り…席を立とうとすると

待って下さい。座って下さい…

消え入りそうな声で、俺を止めた。

『はぁ。何でしょう。』

カウンター席に座る両親をチラチラと気にしながら…小声で話始めた女性。


櫻井さんに恋人が居るのは知ってます。
その方とは、正式な婚姻を結ぶ事は出来ない事も。
その方と別れて私と結婚してとは思ってません。
その方と お付き合い続けて頂き…書類上だけ私と籍を入れて欲しいんです。
後………精子提供を・・・してくれれば…
体外受精で…その…えっと…。
そうすれば…お互いの両親も納得すると思うし…。
その……だから…
お互いに メリットあると 思いませんか!?』


は…💢メリット?

俺的に1mmもメリット感じないけど…😠💢


『何ですか…それ?俺を馬鹿にしてます?
今のパートナー以外と 書類上でも婚姻を結ぶ事は有りません。
正式に お断りさせて頂きます。』


『待って下さい。
櫻井さんのパートナーは、男性でしょ?正式な結婚は出来ませんよね。子供だって…。
ご両親にも まだ彼の事を話されていないようですし…。
一度 考えて下さい。
結婚したとしても、私は櫻井さんに愛して欲しいとは思っていません。今と同じく 彼の事だけを愛してあげて下さい。
どうか、一度考えて下さい。


正気か?俺らの事 馬鹿にし過ぎだろ😠💢💢

櫻井グループの財産目当て?

弟は、既に結婚してるからな…。

で……仕方なく残ってる俺って事?
運良く結婚してないしって??

ざけんなよ……なんなんだこの不躾な提案😠


『姫野さんが今話された提案の事、ご両親は?』

両親に視線を送り…下を向きながら、ゆっくりと首を横に振る。


両親に会話を聞かれないように、小声で俺に話しているんだから、あの両親は知らない。

この女性が単純に俺に惚れたかして、縁談のお願いをしてきたんだと思ってるのだろう。

実際は…裏が有り有り… 何だこの女。



『今、この場で詳しくは話せないんです。
後日…2人で会ってくださいませんか?
お願いします。』


そう言って…携帯番号の書いた紙を渡した。

『俺の番号は…』

『櫻井のおば様から聞いてます。すみません。』


はぁ…っとに   母さんは     (ㅍ‐ㅍ  )💨


『会うかどうかは返事出来兼ねますが、電話は…まぁ…タイミングが合えば出ます。

念を押しておきますが…😠💢
この件…俺は承諾する事は絶対に無いです。
無いですが…其方の事情は後日 聞かせて貰います。
きちんと把握した上で、断らないと両親が面倒なので。
では、そういう事で…俺は これで失礼します。。』


両親のいるこの場では、不躾な提案の説明は出来ないというこの女性。

なら、ここに長居する理由は無い。

早く 智君に逢いたい。帰ろう。

母さん達に帰る旨を伝えた後…

伝票を握りしめてレジへと向かう。



レジ横のショーウィンドウに チョコケーキが陳列されていたのが目に入った。


(`・3・´)
『その チョコケーキ2つ 持ち帰りで。』

(かしこまりました。)


智君への土産を買って…店を後にした。






•*¨*•.¸¸🍫*・゚……To be continued
次の更新まで暫しお待ち下さい🙇⤵︎