おさるのかごや 【完】 | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

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ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。




⚠️こちらはBL腐小説です
受け付けない方は回れ右を!!
楽しめる方のみ お進み下さいm(_ _)m



•*¨*•.¸¸🐒*・゚


到着 ✨  🐒_▅_🐒 ✨


٩(´・∀・`)
「お客さん、到着致しました。
お疲れさまで ございます。
長距離でのカゴでの移動、さぞお疲れで御座いましょう。今夜は、風呂にでも入り、ゆっくりお休み下さい。
また、機会があれば…お声掛け下さいませ。
我ら大宮兄弟が 駆け付けます  ᵔ-ᵔ 」


カゴを地面に降ろし…翔に向かって挨拶をします。

無事に 大切な 狐医院のご子息を 送り届ける事が出来ました。

道中は、親しげにタメ口で話していた智ですが…

そこは…智もプロです。

締めの挨拶は、キチンと✨

とはいえ……普段は接客担当の和也が挨拶をする事が多いのですが。

今回に限っては、智自らの挨拶となりました。

これには…和也も少し驚きましたが。

道中の2人のやり取りや仕草などを見ていた和也。

余程…翔が智にとって気の合うお客で、次に繋げておきたい相手だったのだろうと納得しました。


片や翔の方はと云いますと……

先程まで 親しげに友のように返事してくれていた智が、最後の最後での…堅い挨拶

お前は、あくまでも“客“である!

と…念を押され…壁を造られてしまったように感じてしまいます。

胸が ギュッと絞められ痛みを伴う程でした。

別れの寂しさよりも、智の言葉や態度の方に寂しさを覚えてしまいます。

翔の目の端に、涙が貯まって来ているのを和也が気付きました。


(.゚ー゚)
(兄ちゃんも、このお方とは長い付き合いにしたそうだし……しゃーない。)


和也はワザと智に対して…

(.゚ー゚)
「兄ちゃんが 仕事締めの挨拶するなんざ、雨でも降るんじゃないか?」

(`・3・´)?
「へ…どういう事で?」

(.゚ー゚)
「なにね……いつもこの手の挨拶は俺に丸投げなんですよ。喋りが達者じゃ無いとか言い訳してね。
だけど…今日は…😊
余程 今日の仕事は 楽しかったんだんだろ。
な、そうだろ…兄ちゃん😊」


(´・∀・`)ゞ
「ははは…和也には隠せねぇな。
あ〜翔を運べて楽しかった。良き出逢いに感謝している所だ。
さっきも言ったが、いつでも声をかけておくれ。
翔の頼みなら、スグ駆け付けるよ。」


和也に指摘され、少し耳を赤らめ 頭を搔く智。

そして…改めて 翔に 伝えました。


(`^3^´)
「はい!はい!はい!(嬉♡)
ありがとうございます (*' ')*, ,)''ペコペコ」
ありがとうございます(  . .)"ペコ♡」

翔は、和也と智に交互に頭を下げ…何とも嬉しそうな笑顔を浮かべました。

「こちらこそ、ありがとうだよ翔。」

その顔を見た智も、満面の笑み♡

2人をの笑顔を見た和也も、笑顔で頷きます。



和也の機転もあり、翔は笑顔で手を振り


(`^3^´)ฅ””
「では、また。必ず お会いしましょう!
お達者でー!!」


一時の別れの言葉を告げ、門の中へと入って行きました。





そして…門前に残された智と和也。

智の手には、小さめな風呂敷。

別れの際…翔が押し付けるように渡して行った物


(.゚ー゚)
「なんだいそれ?」

和也が風呂敷包みを指さし、中身を確認するように智を促します。

📦٩(´・・`)
「はて?結構 重いが……」

風呂敷を解き和也に見せながら中身を確認します。


中には…大量の文用の和紙が入っていました。

(.゚ー゚)
「……………あのお方は、どれだけ兄ちゃんと文のやり取りをするつもりでいるんだ?」

(´・∀・`)
「この量だと…何年分だろうかなぁ…💦
文が来たら、精出して返事を書かねばな(笑)」

和紙を指でなぞり、嬉しそうな智を見て和也も

「そうだな。家路に着く頃には一通目が届いてるかも知れねえぞ(笑)」

「まさか(笑)」


そう笑う智ですが…和也は内心…

(.゚ー゚)
(今日明日のうちには、あの人なら 文を書いてるはず。)

そう思っておりました。



🏠**🐒□🐒***


おさるのかごやの 大宮兄弟 

家路へと向かいます。


空のカゴは、軽く…行きにかかった日数の半分程で家に帰宅しました。

流石に…翔からの文は届いていませんでした😊


最初の文は、智達が家に帰ってから8日程した頃に届きました。


先日の御礼から始まり…
近況報告的な事が長々と書かれていました。

早速と…墨を刷り…智も返事を書いて送ります。


それからというもの……頻繁に文のやり取りが行われるようになった智と翔。

ですが…〃色恋♡〃っといったものには、発展はしないようで…

客から友人・・・友人から 親友? のような関係に落ち着いているようでした。

和也は…

(鈍い兄ちゃんの事だ。自分から段階を上がる事は無いだろうから)

…と暫く見守る事にしたようです。

それでも 翔からの文を優しい眼差しで眺める智の幸せを願う和也なのでした。


(´・∀・`)
「お、いらっしゃい 潤どの。
和也、潤どの が来たぞ。お相手を。」


(.゚ー゚)
「はい。  いらっしゃいませ、潤どの。
今日の ご利用は何でしょう。」


今日も、お猿の大宮屋  

元気に 仕事に 精を出します  🐒□🐒



•*¨*•.¸¸🐒*・゚  


…オマケ…


あの日から、だいぶ季節が流れた頃…

翔の文と共に、絵が入っておりました。

文には…

やっと医師の位が上がり、殿様へお目通りが適ったと書いてありました。

翔が仕える殿様は思っていたよりも、ずっと若い殿様だったようです。

かなり目鼻立ちのハッキリした顔立ちのようで、眼力のある方だと書いてありました。

だが、少々 困った癖が有り…
度々 城を抜け出し、お忍びで何処かへ行ってしまうとの事でした。

ですので…アチコチ駆け回っているカゴ屋の2人に、万が一、殿様らしき人を見たら教えて欲しいと書いてありました。

そして……似顔絵らしきモノが添えられてて。


(.゚ー゚)
「えっらい下手くそな似顔絵だな……。」

(´・∀・`)
「まぁ…目、鼻、口 は 分かる。」


「この額に 大きく張り付いた海苔は 何?」

「眉毛?」

「こんな…太い眉毛の奴が・・・・・あ!!」
「あっ!!!」

2人には、思いあたる者が一人。

何処かの 役人さんで、大宮屋の常連客

〃潤〃です。

(.゚ー゚)
「イヤイヤイヤイヤ、違うだろー。」

(´・∀・`)
「あんな 気さくな奴が 殿様?いや、別人だろ。」

「だよね………」「だよなぁ……」

「違う違う。」「うん。違うね。」


殿様の正体は……
あえて探らない事にした…2人でした。


智と翔 が 恋に発展したかどうかは…
                              またいつか機会があれば。



次いでに   殿様の正体と・・

和也と潤の 進展 も  機会があれば。


🐒□🐒    エッサッエッサッホイサッサ  🎶



☆:。・:*:・゚' ☆,。・:*:♪・゚'    【完】

これにて……おさるのかごや   完結です。

恋に発展するのは、まだまだ先の2人
各々の仕事をしながら、
ゆっくり恋心を募らせて行くと思います。

全 10話  お付き合い ありがとうございました 🙊💓

続きは……いつか 機会があれば……もしかして 🙈🙉🙊


ご訪問🐾  イイネ👍
                      ありがとうございました✨

紫陽花よりあじさいねこへびあじさい