チュンチュン…☀️
「(*・ᴗ・*)وヨシ 書けた!!」
ふわぁ〜\(*´Q`*)/~o○◯
ふわぁ〜 ふわぁ〜 ・・・・
欠伸が止まんねぇ〜(笑)
まっでも、無事に手紙は書けたし……
テスト勉強でも、徹夜なんてしなかったのになぁ。
机に座って、参考書開いて……次目を開けたら、朝だったΣ( ̄ロ ̄lll) のパターン(笑)
ぅぅーん♪背伸びをして財布を掴んで外に飛び出す。
こんな朝早く起きてる事無いし、コンビニでも行こっと。腹も空いたしな♪♬
数ヶ月かけて、やっと完成した〃Love letter〃に大満足で気分もアゲアゲだ ( >▽< )ฅ
部屋の外に出て、歩きながら、ふと思う
手紙書いたけど、いつ渡そう……
部屋に置きっぱなしにするのが、何となく嫌で持って来た手紙。
ダッフルコートのポケットに入れて、上からそっと手を重ねた。
「せっかく書いたんだし、今日中に渡すべきだよなぁ。」
コンビニに着いて、店表の〃ノボリ〃や〃POP〃は、Valentine の文字 ばかり
バレンタインなんて関係ないと思ってたけど、今日、想いを伝えるなら、チョコの一つ添える方が自然かも知れない。
飲み物とパンを選んで、レジへ向かう途中
駄菓子コーナーで、立ち止まる。
馴染み深いチョコレート菓子を、適当にカゴに掘り込んでく
10円から80円ぐらいの昔からよく食べてた駄菓子屋で見かけた チョコレート達
「翔君も食べてたのかな?」
翔君は、百円握りしめて駄菓子屋にオヤツ買いに行く!とかってイメージ無いんだよな。
レジに行って会計を済ませコンビニを出る。
レジ袋の中から、パンとジュースだけ取り出して、歩きながら食べはじめた。
レジ袋の中の色んなチョコレート達
翔君と食べたら、あの頃より美味く感じるのかな?
恋のスパイスは、ナンタラ カンタラ ??
ダッフルコートのポケットから、手紙を出して、チョコ入りのレジ袋に入れる
大袈裟に手を振りながら、ガサガサ♪と〃チョコと手紙〃がレジ袋の中で踊る音を楽しみながら寮まで、ゆっくり帰った。
寮に戻って、翔君の部屋まで歩く。
「まだ誰も起きて来ないな…。」
徹夜して良かった…。
誰かに見られるのは、さすがに////
翔君の部屋のドアポスト🚪に、レジ袋ごと押し込む。
ガサガサ、ポトッ
「翔君、チョコ食べてくれたら良いな。」
手紙はさっ……まぁ、別にどっちでも
自分の部屋に戻り、布団に入った。
〃手紙を書いた〃〃手紙を置いて来た〃
俺の中では、ミッション完了
布団を頭まで被り、無理やり寝た。
•*¨*•.¸¸♡.*˚*・゚✩.*˚
昼前に目が覚め、やる事も無いのでLesson室へと顔を出した。
「……翔君は、やっぱり居ないか。
何時頃に、出てったんだろう?」
部屋の後ろに備え付けてある、椅子に座る
他の奴らがストレッチをしてるのを、ぼーと眺めていると
「智。Lesson来てんじゃん」
ニノが、俺の隣に座った。
ニノの方を見ずに返事を返した。
「もう、やる事無かったから……。」
「ふぅーーん。やる事、もう終わったんだ。
翔さん、8時頃出て行きましたよ。」
「そう。」
8時か…という事は、アレには気付いたかな?
「手紙、渡したんでしょ?」
「届けたよ。」
「あー('ᵕ'))なるほどね。届けれて良かったじゃん。きっと読んでくれてるよ。」
「だと、良いけど。」
名無しの権兵衛で出そうと一瞬考えた。
考えたけど…宛名も無い手紙、俺なら捨てるな!と思った。
封筒の後ろに、小さく〃大野〃と 記した。
苗字だけなら、男か女か何て分からないだろうし………あれ??
「ニノ……。」
「何ですか?」
「寮って、女立ち入り禁止だよな?」
「はい?女子だけに限らず、寮生以外立ち入り禁止だけど。」
「……だよな。ちなみに寮生で大野って」
「智だけ。クスクス……(〃艸〃)
苗字だけ書いたんだ。」
コイツ鋭い……ε-(´-`*)はぁ。
「俺、やっぱサボる…。じゃーな!」
「ハイハイ。じゃーね。」
Lesson室の屋上へ上がる。
屋上にある給水塔のハシゴを上がって、タンクを背もたれにして座り込む。
1人になりたい時は、ここが良い。
空を流れる雲を、ぼーと眺めて過ごした
「翔君……読んだかな?
( ゚д゚)ゲッ!って思ったりしてないかな?
男からなんて気持ち悪いって思って、チョコも捨てられたりしてな……(º▽º )アハハ…💧」
ダメだ。思考がマイナスにしか働かねぇ。
涙出そうだ(苦笑)
その時、給水塔のハシゴを叩く音がした。
カンカンカン……カンカン
音の後スグに
「大野くん。大野くん居ますか?
そこに居るのは、大野くんだよね?」
呼ばれてる?
給水塔の上から下を見下ろす。
あっ!!
「翔……君。」
手を振りながら、満面の笑顔で
「大野君。チョコレートありがとう。
手紙も読んだよ。」
嬉しそうにレジ袋を俺に見せた翔君。
「えっと……チョコ好き?
それ、俺が子供の頃から好きなチョコ菓子なんだよ。だから……えっと、その……。
翔君にも、好きになって欲しくて。
あっ、チョコの事だからな!」
「・・・・・。大野君、手紙の返事先にしても良いかな?」
「わかった。今、降りるよ。」
こんなに早く返事ってするもんなんだ。
断るなら早めが良いって事かな…。
下に降りて、翔君の前に立つ。
あー、何か怖えー。手が震えるわ💧
「あの、返事……どうぞ💦」
「手紙に何て書いたか、大野君覚えてる?」
「もちろん、覚えてます(”;)・・・」
何度も何度も書き直したんだ。
覚えてるよ、確か……
💌✩.*˚
Dear 櫻井翔 様
君の事が好きだ。 大好きです。
初めて君を認識したあの日から、ずっと。
友達ともまだ言えない間柄の人間に、こんな事言われても困ると思うけど。
ただ、自分の想いを君に伝えたかった。
一方的に想いを伝える手段を選んだ卑怯者を、どうか許して欲しい。
これからも、君を見守り続ける事を許可して貰えたら嬉しいのだけど。
君が助けを求める時は、スグに駆け付ける。
僕をいつか必要としてくれる日が来る事を願って、携帯番号とアドレスを残します。
HappyValentine To 大野
☆。.:*💌
(`・3・´)ฅ
「大野君。内容の確認をしますね。
僕達、友達とは言えない間柄だったんですか?友達でしたよね?」
Σ(・∀・Ⅲ)
「えっと…友達だったよね?
うん。友達だった。ごめん間違えた。」
「僕の事見守り続けるって……。
一方的にって事ですか?
僕の大野君に対する気持ちは無視ですか?」
口を尖らせ、少し睨む翔君。
「いやいや…無視何かしないよ💧
翔君の気持ちを尊重するつもり…です。」
そう言うと、尖らせた唇を引っ込ませ
「なら良いです。
手紙の冒頭の返事から。
僕は、初めて見た時から 大野君が 大好きです。きっと、大野君が僕を認識する前から。」
「うそ……。」
「嘘じゃないです。ずっと見てました。
大野君に近い二宮にも、滅茶苦茶、嫉妬してました。
携帯番号も知りたかった。でも、俺、携帯まだ持ってなくて…番号交換出来なかったから。」
「Σ(///□///)そう…だったんだ。」
「それが、ずっと悔しくて( ˘-з-)
今日やっと母親と携帯の契約しに行ってきたんです。1年間コツコツ貯めたお金で、やっと携帯保持者になれました!!」
ポケットから、携帯を取り出して印籠のように俺に見せる翔君。
かわいすぎだろ…(*´﹃`*)💕
「翔君の携帯番号教えてくれる?
俺の番号登録して、鳴らしてよ。」
「うん♪♬大野君待ってて、スグに」
嬉しそうに番号を押し、目の前の俺へと電話を鳴らす。
プルルル
「はい。大野」
「櫻井です。アハハ(ˊᵕˋ
大野君、確認良いですか?」
「うん?良いよ、何。」
「僕達、今から友達じゃ無くて恋人ですよね?」
「あっ(〃ฅฅ〃)💦そ、そうだね。
コホン…/////
翔君、俺とお付き合いして下さい。」
「はい。これからは、僕が彼氏として、大野君を守って行きますからね!安心して!」
彼氏💦そっか、どっちも彼氏か💦
「うん。宜しく💙(*' ')*, ,)✨ペコリ」
「(*´`)ヵヮィィ❤︎
僕、すぐ背も伸びると思うし、身体も鍛えるからね。カッコイイ彼氏になるから楽しみにしてて(๑و•̀ω•́)و✧」
「今のままでも充分だよ?」
「うん。大野君は、今のままで充分♡
綺麗で可愛い僕の大切なお姫様だから♪」
〃大切な〃の後なんてった??
「俺は、綺麗でも可愛くも無いから💦
むしろそれは、翔君の方で💦💦」
「僕には、ずっと綺麗で可愛くて、カッコイイ素敵な人なんです(๑´▿`๑)」
「ありがとう/////翔君も!だからね。」
「(๑´ლ`๑)フフ♡はい♪♬」
•*¨*・゚🍫♥あと1話続きます✩.*˚💌