「行っちゃったね・・」
「うん。その封筒なに??」
「開けてみよう」
丁寧に開けて中から四枚の紙を取り出す
二種類のチケットだ
「可愛い見てみて
」
「ほんとかわいい。さっきの妖精さんかな?」
「花火大会のチケットだね・・・」
「俺が、お願いしたやつだ(笑)」
「僕に、夜に咲く花見せたいってお願いしてくれたもんね」
「こっちは、ギャラクシー エクスプレス
銀河鉄道のチケットだ!!!」
「銀河鉄道??空を走るの?」
「空をじゃなくて、宇宙の銀河を走るんじゃない?」
「銀河・・・すごいね・・・素敵」
「あの、妖精さん、待ってるって。妖精さんが動かすのかな?」
「日付決まってるよ・・・。」
「この日に、お休み取れるかな?」
「サト兄達に聞いて来よう」
「うん!!!」
チリンチリン
「サト兄!!」「ショウ兄!!」
(はいはぁ~~い!!)(はいはい。)
(蒼の妖精くん、もう帰っちゃった?)
(お茶もだせなかったね・・)
「お誘いしたのですが・・お急ぎの様でして・・」
「おうちの人が心配してるからって」
(回り道しちゃたからね・・保護者の神様達が心配してるはず)
(あ~風の精のシルフィードさんが言ってた、人の姿の神様だったけ?)
(そうそう・・。別の世界の神様。ここの神様とは大違い(笑))
(サトシ君、怒られるよ?(笑))
(ほんとのことだもん)
うんっと・・・。いいかな・・・・・
「あの・・。夏休みの希望なんですけど」
(あっ、決まった?)
(で、何日って書いてあった?)
「へっ?」
(妖精君から、お誘いされたんじゃないの?)
(その封筒そうだよね?)
「はい。八月の・・・」
(まって、当てたげる!!山の日でしょ!)
(人間界では、今年は、10日だね)
なんでわかるんだろう??
山の日???
「日付は、その通りです。」
「山の日って??」
(一年間の中で、とても尊い愛の日!!)
(打ちあがる花火に、愛を込めて
や~~まや~~!!って叫ぶ日)
「へえ・・知らなかったです」
「うん、知らなかった」
(花火大会の誘いじゃないの?)
「そうです!一枚は・・・」
「もう一枚は、銀河鉄道の旅です」
(え~!!いいないいなぁ
)
(手紙みせて)
「チケットなんですけどね・・」
「これです」
わ~~!!
お~~~!!
(不思議な魔法かかってるぅ~~!!)
(乗る駅は・・フェ デ フルール)
(号車は・・タンザナイト)
「フェ デ フルール・・・」
「タンザナイト・・・」
(意味は行くまでに翔君が調べるように!!
新聞に体験記書いてよ)
(智君は、旅の絵日記描いてきてね。
写真は写らないかもだからね)
「「はい!!分かりました」」
(ということで・・・
銀河鉄道の旅に、行ってらっしゃい)
(楽しんできてね)
「「ありがとうございます」」
「あっ、当日の朝まで封筒はもう開けない方が良いと思うよ。」
「そうなんですか??」
「うん。あちらの神様の魔法かな?が掛かってるみたいだよ。」
「分かった。当日までチケットは出さない」
「何処に行くんだろうねぇー。
お土産話、楽しみにしてるね💙❤」
「「はい!💙❤」」
すごいなあ・・・。
七夕のお願い事、叶っちゃった
花の妖精くんが主催する銀河鉄道の旅
楽しそう
それに!!初めての 花火………
すっごくすっご〜く楽しみ💓