蒼の妖精のさとちくんが、柏葉紫陽花から帰って行った後、しばらくサトシくんと肩を寄せ合い癒しの時間の余韻に浸っていたのだか・・
「みっけー!居たよー。こっちこっち」
と後ろから歩いて来る2人を手招きしてる、いつも元気いっぱいなマサキが、俺たち目掛けて走り込んで来た。
サトシくんにぶつかったら大変と、マサキを受け止めた。
「危ねぇー!!サトシくんにぶつかったりしたら、怪我させる所だぞ!!(*`н´*)プンプン!!」
「ゴメンゴメン(笑)2人を探してたから。そしたらね、この柏葉紫陽花が光ったのが見えて走って来た。」
「マサキィー。残念だったねぇ。蒼の妖精くんが来てたの。でも今帰っちゃった」
「えーーー!!逢いたかったぁ。もっと早く見つけてれば!」
後から来た2人も。
「逢いたかったですね。あの愛らしい姿に、舌足らずな喋り方。癒しを振り撒く笑顔。観たかったです。」
「折角きてくれたなら、何かご馳走作りたかったなぁ。果物とかのデザートとか食べさせたかったよ。」
2人とも、物凄く落ち込んでる。確かに逢いたかっただろうな。気持ちは分かる。
「また遊びに来てくれるって。光の道っていうので来れるみたいだから。きっとまた逢えるよ。霧の街の柿と、オレンジピールのお茶を凄く喜んで食べて飲んでくれてたよ。この街のも食べさせられるみたいだし、次来たらご馳走しようね。」
「そうだなぁ。花の妖精が食べれる物を調べとこうかな。いつかの為に!!」
「その時は、ちゃんと知らせて下さいね!約束ですよ!!」
2人は必死に、サトシくんに詰め寄ってるけど、マサキはサトシくんが持ってる可愛い小袋が気になるみたいで。
「サトシちゃん、それなに?クッキー?」
「あー。これ。蒼の妖精くんがくれたの。後、五枚残ってるから一緒に食べようよ♪♪」
どうぞ(*´ ˘ `)ڡ(*ˊᗜˋ*)/すげー!!
みんなで、湖畔に戻ってベンチや、木の幹にも垂れたりしながら、
アーン(๑ˊᗜˋ๑)(。・н・。)パクッ
と一緒に口に入れた。
(゚v゚)メチャウマー!! Buono!!!! (*´ч ` *)
(*´ч`*)yummy ぅまぃッス♪(★,,’З’)b
(๑><๑)۶ぅま❢❣
みんな、ゆっくり噛み締めて味わって食べた。
すると、みんなにもオイラと同じ現象が♪♪
「何か・・見えるんだけど。」
「これは、本物?」
「何故に、妖精が居てるの?」
「かっわいい💚妖精さんだね。実体は無いんだ。でも、喋れるんだね。すごーい。」
マサキ以外の俺を含めた3人は、キョロキョロと、木や花や、しまいには霧の中からも声が聴こえて姿も見えてるのも居て、キョドってる。
「みんな、ビックリし過ぎだよ。前からずーっと居たんだよ。霧は、言葉は分かんなかったけど、オイラの問に何かしらの合図で返事してくれてたしぃー。」
「それは、貴方が特別なんだと思ってたし。まさか霧の街に俺たち以外が住んでるなんて。」
「木や花も、感情は持ってたもん。実体が無いから、住んでるって認識されなかったんじゃない?でも、ゲート外の紫陽花の妖精さん居たでしょ?花火大会の前に会ってるじゃん。さとちくん連れて来てくれたし」
「リーダー。整理させて下さい。実体をもつ花の妖精は、蒼の妖精くんの様な姿形ですよね。この花の妖精達は、実体を持たないけど、今までも存在して此処に居たと。霧に関しては、風の精霊のシルフィードさん達の様に実体は無いけど、霧も感情を持ってこの街を護ってくれていたんですね?!」
「うん。そうだよ。霧はさぁ、オイラが来るよりも昔から居てくれてるもん。木や花の妖精さんも、話し掛けたら、綺麗に咲いてくれてたじゃん!これからは会話できるね💙💚💛💜❤」
「じゃ、他にも居るよな!向日葵や、薔薇も。柿の木も、葡萄の木も、檸檬の木もさっ。明日、話に行ってみよ。収穫のお礼しなきゃ。」
「オイラは、何となく感じてただけだったんだけどね。蒼の妖精くんのクッキーを食べたら、ハッキリ見えて聴こえるようになったのー💙これで、お礼出来るね!」
「そうなんだ。じゃ、改めて皆さんこれからも宜しくお願いします。」
「「「「宜しくお願いします」」」」
((((((ヨロシクオネガイシマァス。オハナシデキテ ウレシイデス))))))))
「この街も、賑やかになってくなぁ💜」
♪♪Thank you(๑•ᴗ•๑)♡...*゜
「蒼の妖精のさとちくん。そして妖精くんの保護者さん達、また素敵なプレゼント🎁ありがとうございます。」
サトシくんが、空に向かってお礼を言うと
霧が、(あちらの世界の神様に伝えました)
と返事した。
「あっ!もしかして動物の声も聴こえたりしないかな?サトシちゃん、着いてきて!」
ってマサキが、サトシくんを連行して行った。
「俺も・・・」
着いて行こうとしたら、カズとジュンに止められた。
「ショウさん。誕生日の打ち合わせしましょう。」
「良いタイミングで、マサキが連れてってくれたんだから。」
「あっ、そっか。そうだな。」
ベンチに腰をかける。俺が何故か挟まれて。
「ショウさん。リーダーの欲しい物のリサーチは進んでますか?」
「うーん。本気かどうか分からないけど、湖畔にブランコとか言ってた。後はこの湖畔を、もっと、まったりのんびり出来るように。って。でも、やり過ぎて景観を損ねたらダメだろうから、とりあえずベンチは置いたんたんだ。」
「なるほどね。木で作ったブランコっていうのは良いかも知れませんね。好きそうです。」
「後は何か無いかな?そう言えば夜の街の翔君は、絵を描いてプレゼントするんだろ?ショウさんも付き合って描くって。」
「まぁ・・・誕生日プレゼントするつもりは無いけどな・・。」
「いやいや、それ良いですよ。ショウさん、絵を描いて下さい。私は、 額を用意します。勿論、翔君の分も。」
「それ良いな!!マサキには、ブランコ作らせようぜ!!俺も手伝うし。」
「料理は、私とジュン君、マサキで用意すれば大丈夫です。ケーキは、ジュン君にお願いします。智君のも頼まれてましたもんね。」
「うん。ケーキは、2人用と、5人用作るわ!」
「ショウさんは、絵を完成させて下さい。明日、智君のカットの予約日ですしね。2人の絵が完成しなければ、次の日も、智君の予定を入れ込んで翔君には絵を完成させて貰います。」
「ボツになるのも考えて、数枚は描いてくれよな。誕生日に相応しいのを俺らで選ぶから。」
「(ㆀ˘・з・˘)・・・・。サトシくんの為だしな」
「100%喜びますから!!」
「じゃ、決まりだな!!あっ、妖精と精霊さん達、これは内緒だからな!頼むよ〜。」
(ワカッテマァース。トウジツマデ ナイショ!ヒミツノミッション☆)
どんな絵を描いたら良いんだよー。
はぁー(*´・ω・`)どうしよ・・・・(´×ω×`)コマッタ。