blue ciel 残暑休み?② | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。








「ギャアーごえーよー。うわぁー!!」
((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ


なんなんだ!!飴を口に入れたらグルグルっと廻された感じして、気付けば・・・

外!それも、空中に浮かんでる???

咄嗟に、近くあった物にしがみついて、脚を絡めた!落ちてたまるかぁ!!


「ショウちゃん!痛い痛いよー!ちょっと力緩めて。」


はっ!必死でしがみついたのは、マサキだったみたい(笑)って事は・・


怖々、眼をあけて周りを見ると、


「ショウくん。大丈夫。落ちないみたいだよ。何で、浮いてるんだろ?」


「なんででしょうかね?上からcielの街を眺めれるとは、夢でしょうか?」


「まだ、寝てないだろ?口に飴残ってるし」
ジュンが、口をあけて舌に乗せた飴を見せた。


「不思議だねぇ。あれ?何か、移動してない?」


「ほんとだぁ。みんな手つなご。はぐれたら大変だから」



みんな、なんでそんなに落ち着いてるんだ?

順応力ハンパねぇな…。


しがみついてマサキから離れて、必死でサトシくんの手を掴んだ。


5人、輪になった状態で、フワフワ移動していく。

霧の街の端まで来た。 

さすがに、皆、外に出るのは不安なのか手をきつく繋ぎ直して、覚悟を決めた。

全員、眼を合わせて大きく頷いた時………霧の街から飛び出した。


パソコンの画面上や、写真でしか見た事の無い、高い建物や、眩しいぐらいのピカピカ光った看板が眼に入った。


「人間界?かな。」


「みたいだね、あっ!見て!」


大きな川の傍で、大きな花火が上がった。


「すごーぃ!!また花火観れた!」


サトシくんが、感嘆の声をあげた。


「人の世界の花火も綺麗ですね。」

ふわふわ、移動を続け、都会のイルミネーションから、静かな海の上まで、ふわふわ移動していく。

「うみ!!これ?海だよね!ねっ!ねっ!」


「はじめて見たよ!すげー。ザブン、ザブンいってる~!」


サトシくんと、マサキが、テンションマックスで、はしゃぎ回るから、手を繋いでる俺らも一緒に、グルグル廻る。


「頼む!あんまり暴れないでー!手が外れちゃうからぁー.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.涙…」
 

宙に浮いてるんだから、ちょっとは怖がってくれ!

慣れない脚の浮遊感に堪らず、隣のジュンに脚を絡めた。(だって、サトシくんには絡めれないじゃん。重いし)


「ちょ!ショウさん!痛いし重い!!離れろよ!」

「む、むり!!(>□<)💦」
 
「≧(´▽`)≦アハハ。ショウくん。恐がり過ぎ(笑)みて、鯨だよ!すっごーいデカいなぁ。」

「リーダー、海好きだもんな。生で見れて良かったな!」

「こんなに、広いんだなぁ!何処まで続くのかな?」

サトシの言葉を聞いたからなのか、今度は、ギューンって音がしそうなスピードで、海の上を渡って行く。大きな船の上を通り過ぎ、小さな島を渡り、氷の島?に到着した。

「ここって、南極?北極?どちらかでしょうか?」

「あっ、ペンギン!!可愛い!!あっ!シロクマ!!アザラシ!!見て見て〜!」

マサキは、生き物が大好きだから、脚を振り回してみんなに教えてる。(手は、繋いでるからね~)

「旅行してる気分だなぁ。」

「そっか。旅行だ!慰安旅行だよ!」
慰安旅行・・・。俺達、cielの街以外、出れないから外に旅行なんて無理だと思ってたけど・・・。

「素敵なプレゼントだね!」

「妖精の飴の奇跡ですね。」

頭の硬い俺でも、納得した!

「飴が口から消えるまで、旅行できるのかな?」

「ぜんぜん小さくならないね~。まだ楽しめそう!次何処行く?」

勝手に決めれるのか?思う所に行けるの?

「俺、ニューヨークって所のミュージカル?ってやつ観たい。」

「ミュージカル?あ〜。ジュンがこないだ、妖テレビで見てたやつだ!」

話してる間に、煌びやかな街並みへ。

「すげー、すげー!やっぱり本場は違う!」

滅多に見せない、ジュンの興奮した姿に、可愛いと思ってしまった(笑)

「ジュン、カワイイね♡♡来れて良かったね!みゅーじかる♪は何処で見れるの?(⑅•ᴗ•⑅)))°」
小首を傾げて尋ねてくれる(pq*´꒳`*)♥♥*。
サトシくんもカワイイです!



「あっ!そこそこ!あの建物だ!!」

珍しく(笑)ジュンに急かされながら建物に入った。って、通り抜けませんでしたか?今?えっ!!

「幽霊さんみたいだね〜!初体験!」


天然2人は、嬉しそう………。

何事も動じない所、見習おうと。

俺と同じように思っているであろう、カズの方を見ると

「まっ、何でも有りなんでしょう。楽しみましょう。私達も!」


ジュンは、ニコニコ嬉しそうに舞台を眺めて、時折、リズムをとっていた。


サトシくんが、俺の耳元で、

「ジュンは、1番歳下なのに、いつも俺らの世話してくれてるでしょ?だから、あんな子供みたいな笑顔、普段は見れないからさ……なんか嬉しいね。」

サトシくんの言いたい事は分かる。

ジュンが、しっかりしてるから、甘えてる所あるもんな俺達。

「たまには、甘えさせてあげないとね。」

「オイラ達、お兄ちゃんだもんね!」




舞台が終わって、満足したジュンが、

「次は?カズ、行きたい所とか無いの?」

「私は……………。ゲーセン。」

「ゲーセン??」

「いえ!いいです。私は、特にありません。」

「ゲームセンターだよね?行ってみよ!♡」

「いや、そんな…。私は、別に……」

「ゲームセンターに~!レッツゴー!」

大きなアミューズメント施設へ。
ここで、やっと地上に足を着けたε-(´∀`;)ホッ

「カズ、どれする?あれは?♡」
マサキが、カズを覗き込んで尋ねると

「じゃ、(///_///)あれ!!」

少し照れながら、指を差して歩いて行く。

「座って。じゃ、START」
 
画面が、切り替わると、真剣な表情をし、少し笑みが零れ、最後には、

「よっしゃー!!俺天才!」

と、テンションアゲアゲに、なった(笑)


その後、みんなで、レーシングカーのゲームをして競走したり、子供のように騒いだ。

「はぁ〜。楽しかった。ねっ!カズ♡♡♪」

「はい。とても楽しかったです。ありがとうございます。」

「ねぇ、このゲーム、持って帰れない?cielにも、ゲーセン作りたいね」

「発注出来るか、聞いても良いですか?ショウさん……?」

「ショウくん、お願い。オイラも欲しい。」

「俺も、楽しかったから、欲しいかな。」
みんな、縋るような眼で俺を見る……

「反対する訳ないだろ?俺も、楽しかったし。作ろ!ゲーセン!!」


「「「「やったぁー٩(ˊᗜˋ*)و」」」」

「最後は、ショウくんだよ。何処行きたい?」

俺は・・・本当に、特に無いんだよな。
みんなと居れたら。サトシくんが隣りいてくれたら、それで充分なんだ。

cielの街が、大好きだから。みんなも一緒だろうけどね。

 
「cielの街に帰ろう。」


「いいの?もう、出れないかも知れないよ」

「うん。本当に、行きたい所無いから。俺達の家に帰ろ!」


「じや、みんな、帰ろ。」


「はい!」



「あっ!そうだ!」


「どうしたの?ショウくん?」


「蒼の妖精君に、お礼言いに行こう。逢えなくても良いから、気持ちだけ伝えに。」


「遠くからでも姿見れたら良いね。行けるかな?」

妖精君の顔を思い浮かべれば………

ギューンとまた移動して、
レトロな洋館?の上に止まった。


「あれ!あそこ!」

サトシくんが、窓を指さした。


「笑ってるね。楽しそう。」


「オイラ達と一緒で、皆仲良しなんだな!」


「じゃ、お礼言うよ!せーの。」

 

「ありがとう。
楽しい想い出できたよー!!」



大きな声で叫んだら、
またグルグル廻る感覚がして、気が付くと
リビングの部屋に居た。


「戻って来たね!(  ◜ᴗ¯)(¯ᴗ◝  )」

「明日からも、よろしくね!」

「「「「よろしくお願いします!」」」」








この続きは、本編     (  blue  Ciel  12   へ………。)