始まりは、性欲だった

正確には、性欲、というよりも

結婚してからしばらく遠ざかっていた感覚

「女として見てもらえた」ということが

嬉しかったし、ときめいた



ぶっちゃけてしまえば

巨乳の私はビジュアル的にかなり特殊なので

例えばご近所さんや父兄などからの

胸の位置に感じる熱視線を

感じていないわけではなかった



それでも

分かりやすくアプローチされることは

まずなかったし

私も踏み込むようなことを

考えたことはなかった



母として妻として

家族のことだけを考えて

必死に生活してきた20年弱

子育てもひと段落して

ふと一息ついた時に

こうして出逢ってしまった彼



とはいえ

お互いの性的な願望を剥き出しにした

チャットの中だけの関係の私たち



そこへ私が突然

純愛のような感情を持ち出してきて

きっと彼は困惑しているだろうな

そんな風に思っていた



それでも

「一度だけ、しよう」

の、お誘いは止まない



「ねぇ

 どうして『一度だけ』なの?」



「それはね…

 『したいね、うん、したいね

  しよう

  …したい!!!』

 ってなっていってしまうことが

 一番まずいからだよ」



…よく分からないw



結局

巨乳の変態エロ熟女を

一度は味わっておきたいって

そういうことなのかな…



でもまぁ、普通はそうだよね



いくらエロくて変態でも

こんなオバさんに

しかも既婚の子持ちに

「好き」と言われて

引かない方がおかしいw



熱烈なアタックを受けながらも

どこかでそんな風に

自虐的に俯瞰して見ていた



続きます