一生懸命療養中。 | 特定疾患系女子[再生不良性貧血]

特定疾患系女子[再生不良性貧血]

2011年末、突然再生不良性貧血であることがわかり、緊急入院。
特定疾患系女子となった27歳。
2012年1月にATG、現在自宅療養で絶賛経過観察中。
病気になって、無職になった!
夏までの社会復帰が目標。

治療を終えてから、3ヶ月が経った。
退院し、自宅療養となってからは、もうすぐ2ヶ月。

退院当初はまだ白血球の数値や質が悪かったため、
通院以外、なるべく出かけないように過ごしていた。
それが、今ではある程度回復の兆しが出てきている。

「お出かけ解禁」だ。

何せ、底辺の血球数で即入院したものだから、
「どれくらい回復したら何がOKなのか」がよくわからない。
今の数値も、回復したとは言え正常値には届いていないのだ。
けれど、いくらだらだら過ごすのが得意なわたしでも、
ずーっと家の中で過ごすには限界がある。
外はあんなに晴れていて、おだやかな陽気だと言うのに!

4月に入ってからは、びくびくしながら、
ふらふらと出歩くようになった。

どこに行くのも、何をするのも久しぶり。
近所のスーパーに行くことさえ、
まるで初めて体験することのように感じる。
店の中に一歩足を踏み入れて、
野菜が並ぶ陳列棚を前に、マスク越しに深呼吸。
しみじみと、「戻ってきたー…」と立ち尽くすわたしは、
さぞ怪しげだったろう。

今も、「病気になってからできなかったこと」を
回収するのに大忙しだ。

おそらく、傍目には「療養ってこんなんでいいの?」と
映ることだろう。
しかしそこは、おそらく再生不良性貧血の特徴。
悪いのは血液の数値だけ、貧血っぽいこと以外は元気なのだ。
いわゆる「療養」は逆に気が滅入ってしまう。

そんなことを考えながら、わたしは今日も
散歩と称したスーパー巡りやショッピングセンター巡りをするのだ。

さあ、明日も療養フルスロットル。