うちの近くの桜は
すっかり緑に変わりましたクローバー


さて、今日読んだのは、
田口ランディ著「リクと白の王国」です。

可愛らしい表紙に、
なんだかファンタジーのようなタイトルですが、
とても現実的なお話です。


原発事故が起きて、生活がすっかり変わってしまった「福島の子どもたちを、自然体験できる長期の林間学校へ」という
「ふくしまキッズ」のプロジェクト。

2011年から5年間活動され、
その報告書として書かれたのが、
この物語だそうです。



この本を読んで色々と考えました。



中、外と表現すると断絶したような印象を与えるかもしれないけど、そういう意味ではなく、
中にいて感じる世界と、
外から見る世界は違う。
これはどんな場合でもそうだと思う。

無責任に正義を振る舞うのは
暴力のようなものなのかもしれない。

安全ではない場所で、
安心して生きるとはどういう事なのか。



知る事は大事だけど、
数字や知識だけで知るのとは違うし、
知ってるから不安になる事もある。

知らないからバカを見る
なんて事もあると思う。


放射能の問題とコロナウィルスの問題を一緒にするのはナンセンスだけど、
未知の見えない恐怖という点では似てるんじゃないかな。
そして両方とも現在進行中の問題である。


んーーー、
なんか難しいし
簡単にまとめられる事ではないし
まとめちゃダメな事、、


だけど、


バリに行った時に感じた、
バリ人が持っている自然への敬意、感謝。
濃ゆい緑。


そういう事を思い出しました。