佐々部清監督は、
いつもエネルギッシュで、
自分が撮りたい映画を撮るために、
体も気持ちも全力で駆け回っている人でした。
監督ってそんな事までするの?と思うほどの行動力で、
映画にかける情熱は凄まじかった。
毎日を忙しく過ごしているだろうに、
lovepunkの舞台は、毎回のように観に来てくれた。
最近はあんまりやってなかったけど、
lovepunk初期はプロレス題材の舞台が多くて、
私はそのシリーズの中で何度もミルキィ真美という役を演じた。
プロレス好きの佐々部さんは、
特にそのシリーズを気に入ってくれて、
普段から、私の事を役名のミルキィと呼んでくれていた。
そんな風に覚えてもらえるなんて、とても嬉しかった。
事務所のワークショップでもお世話になっていて、その時はさすがにミルキィではなく、「あじのくん」や「あじの」でしたが。
いつも惜しみなく、私達役者にエネルギーを注いで下さいました。
この度の突然の訃報は、
あの元気な佐々部さんが、と信じられない気持ちでいっぱいです。
あーーー
佐々部さんの作品、
出たかったなぁーー
私が不甲斐なくて、間に合わなかったや。
もう叶わないなんて、佐々部さん。悔しいです。
もう会えないなんて、寂しすぎます。
佐々部さん、撮りたいもの撮りきれてなくて、
早々と天国でも企画書や脚本書いて新作映画撮ろうとしてるんじゃないだろうか。いやさすがに早いか。
でも、なんだかそんな想像をしてしまいます。
こんな世界情勢だから、ゆっくりと佐々部さんの事を考える時間が持ててます。
いま、何が出来るか。
考えてみよう。
佐々部さん、ありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈りします。