和食が「和のための食」になるとうれしいな、ということについて先日書きました。
そこで今回は、「和食のすすめ」です。
(これから旬をむかえる料理。松茸とはもの土瓶蒸し・金目鯛かぶと煮。)
食べる事、食事は、空腹を満たすため、もっと言えば生命維持のためにとても大切なことです。
私たち人類は自分の体に良いと考えられるものを食べて体内に取り入れ、消化吸収し、エネルギーにしたり体のもとにしたりして活動し、生きてきました。
(冷汁・夏の人気メニュー)
食料は採れる時と採れない時があり、時期や場面によりそのままいただいたり、調理していただいたりしていました。
現在日本は一年中食べ物であふれています。
しかし過去には食料が採れなかった時期があり、様々な知恵と工夫で貯蔵したり保存食を作ったりして、われわれ人類は生きのびてきました。
(ぬか漬けしながらポーズをとる私)
日本の保存食といえば、すぐに思い浮かぶのが発酵食品、そして乾物です。
それらは生命維持という役割だけにとどまらず、様々な食材の出会いを実現し、私たちの食事・食生活を多様にしてくれました。
さらに日本に四季があることにより、私たちの暮らしは豊かになっていきました。
誤解を恐れずに言うと、歴史的に食料が採れない時期があったことにとても感謝しています。
(当時の方々は大変な思いをなされたことでしょう。命を亡くした方もたくさんいらっしゃると思います。そのお陰さまで、たくさんの知恵と工夫が我々の暮らしの中にある。だから感謝なのですね。)
発酵食品・乾物といわれて思い浮かべるものは?
最も身近にあるものは何だろう?
納豆かな?
今日もありがとうございます。