1-1 | 彼岸の彼方に彼の似姿

彼岸の彼方に彼の似姿

一応、読み方は「〈ひがん〉の〈かなた〉に〈かれ〉の〈にすがた〉」です。意味は知りません。というかありません。語感です。

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「『聖域』発動。」

ここはとある太陽系のとある第三惑星。
とある島国の首都近郊の荒地に建った廃倉庫。
人はここを……いや、なんとも言わないだろうな。
なんといったって、ただのハイオク。
いや、原油から精製した燃料じゃない。廃屋だ。廃れた家屋。
そして私は、20人の男に囲まれている。
「男というより漢か?」
つまり体格がいい。
ボディーガードかボディービル。
つまりはボディー系の肉体だな。うん。
だがまぁ、体格と強さは比例しないわけだ。
現に悔しそうな顔して、悶えようと努力しているし。
無理だけど。
だからこうして暢気に独白できる。
ん?独白なのに、聞き手がいる気がしてならないな。
自意識過剰。か。