農業と若者 その②
【農業を担う若者】(2)
いま、このブログに来ている皆さんの、
年間の生活のコスト、いくらでしょうか。
仮に実家が農業をやっている方、いますか。
私が大学生の頃、我が家の売上げは4~5千万円です。
当時の市場相場と生産技術の水準で、所得率は約10%程度でした。
ぜひイメージをしてみて下さい。
自分のライフプラン、農業を職業として描いてみて下さい。
究極的に言えば、農業やって子供を大学に行かせるレベル、
そんなライフプランを想定した農業のイメージです。
それくらいの農業経営プランが描けないようでは、
若者に農業をやれといっても、誰もなびきません。
仮に農業以外の職業でも、年俸で600万円以上を稼ぐのは、
並大抵の能力(体力・知力などなど)ではないですよね。
普通に農場で仕事して、農作業で月に50万円もくれるなんて、
余程の技術か情報力かマネジメント力なんかがない限り、あり得ません。
皆さんは、農業をやるとして、
年俸600万円の農業経営、イメージできますか。
これは、何を作る経営をするかにもよりますが、
所得率が10%であれば、売上げで6000万円ですよね。
それだけ売り上げる農業、考えてみてください。
例えば、10aで300万円売り上げる野菜ならば、
2haです。
1頭30万円で売る牛なら、年間に200頭売れば良いですが、
そのためには250頭くらい飼わなければならない。
そんな具合です。
もちろん、野菜なら2haでも牛なら1haもあればできるでしょう。
そんな数字のイメージ、できますか。
もちろん元手(お金)も必要になります。
メッセージ性の強い特別寄稿ですね。
私自身も
数字のイメージを大切にしたいです。
さあ、このテーマは全6回みたいなので
次を楽しみにしておきましょう!!