農業と若者 その① 



 管理者さんから「お題はなんでもありです」と言われまして、


では、と考えて、こんなお題にしてみました。


何回か続けます。


これは、ある集会での話題提供をベースにしたものです・・・・・



 「農業と若者」、何とも大きな漠としたテーマです。


こんな時は、いくつか入口を決めてしまいましょう。


例えば「農業を担う若者」とか「消費者としての若者」とか。


どうでしょう。



【農業を担う若者】(Ⅰ)



 私が大学受験の頃、父親が言いました。


「俺が『中学を卒業して、百姓でもする』と言ったら、


お前の祖母さんは『今からは、百姓するのでも、高校くらいは出れ』と言われた。


だから、お前は、家を継いで百姓するにしても大学くらいは出ておけ」と言われました。


父親が中学卒業の時は昭和30年です。



 ところで、最近では、行政は盛んに農業の担い手を確保するといっていますが。


皆さんはこれについて、どう思いますか。


私はある時に気がつきました。


いま、国内に不足しているのは、農業の担い手は担い手でも、


労働者なのか生産者なのか経営者なのか、


なんてところが区別しては議論されていないぞ、ということです。



 まあ、農業に関して、目指す人達は色々と夢を描くでしょうが、


果たして、その夢と現実の違いをどの程度わきまえて議論しているでしょうか。


どれ程現実の厳しさを解って、


農業経営をスタートしているでしょうか。


こんな切り口で考えたこと、ありますか?