2012年
今年もエスさんからの特別寄稿があります。
どうぞ、ご覧下さい。
TPP参加に思う ( その7 )
食べ物に対する価値観がどのようなものかで、
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随分と農業に対する考え方も変わると思います。
これまでつぶやいてきたことを、繋げていけば、そう感じられるのでは、と私は思いますが、
皆さんはいかがでしょうか。
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ある時に全ての世論、媒体は何であれ全ての世論に共通する、
考え方がある、と気がつきました。
さて、どの様な考え方でしょうか。私が気づいたのは、
全てが右肩上がりの発想だ、ということです。
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景気が良くなる、会社の業績が良くなる、GDPや株価に至るまで、
全てが右肩上がりを期待しての論調です。
一方で例えば失業率、これは低い方がよいと考えれば、
グラフの数字は右肩下がりかとも思いますが、
実は、高いより低い方が良い、良い方に向かう、と考えると、
やはり、去年より今年は低くなって良かった、となる。
つまり、右肩上がりに良くなる、という発想です。
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循環、だとか安定というのは、右肩上がりではありません。
食料の安定供給を考えてみてください。
別に右肩上がりではありません。
安定供給が成り立つのは安定した需要があればよいですから。
ところが、需要は日本国中贅沢の極みで、ありとあらゆる食のニーズが出てきてます。
その変化や求める贅沢さや便利さは、次から次へとまさに右肩上がりです。
こうした多様なニーズに農業生産側は応えていかなければ生き残れない、
と言われます。当然、大規模に体力がないと生き残れない発想です。
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食材などを食文化の長い時間軸、歴史の上からみれば、
果たしてそれは右肩上がりに変化するようなものなのでしょうか?
どうでしたか?
今年も
ちょいちょい特別寄稿を受けていきますよ!
ところで、本当に日本人の身体にあった食生活、これらの発想や考え方に対して、まず典型的なのが経済です。話しは飛びますが、様々なニュースや論説などを聞いていますと、