エスさんからの今年最後の特別寄稿です。
それではお楽しみください。
TPP参加に思う その6
■世界の国々を見渡して、
人口密度が高いところというと、
科学の発達した現代社会では大都市周辺ではあります。
ところが、少し見方を変えると、温帯気候に多くなる。
温帯モンスーンの地帯でしょうか。
●ではなぜ、その地帯に人口密度が高いのか・・・・。
単に温帯だからではありません。
実は稲作地帯だからだ、という見方があります。
つまり、人が生きていのに必要な食糧のうち、
主な炭水化物を確保する主な穀物として、米が作られる地帯です。
▲そしてそれは、
単位面積、例えば10アール当たりに収穫される主な穀物で、
1年間に何人が養えるのか、という問題になってきます。
もちろんそうすると、日本は「お米の国」となるのですが、
ここが人口密度に関わってくるのです。
つまり、同じ面積で多くの人を安定的に養える方が、
定住もしやすくなります。人口も増えやすくなります。
そこで凄いのが、水田の驚異です。
★「連作障害」という言葉を御存じですか?。
同じ場所で同じ作物を作り続けると、
土壌に影響が出て、その作物を作れなくなるというものです。
ところが、水田で米を作る限り、これが発生しないのです。
同じ田んぼで数千年間お米を作り続けているのです。
ちなみに、日本の水田面積を見ますと、
日本人が今以上にお米を食べていた時代の面積があれば、
なんとか生きていけるのです・・・・。
◆日本人なら米を食おうぜ、国のため・・・・、
という意図がそこにあります。
TPPの前にちゃんと議論することがありそうじゃないですか・・・・。
どうでしたか?
当たり前のことなのですが
文字でみると
再発見な感じです。
それでは、今年のエスさんの投稿は
終了です。
来年も続くと思いますが
その時はよろしくお願いします。