先日の転倒の原因についての続きです
前回は原因を作らないという話をしました
今回はまた違う観点からお話しします
転ぶことを心配している人に話を聞くと
必ず杖をついて歩く
ものや手すりにつかまって立ち上がる
という人がいます
その通りですが半分正解です
杖の役割は足への負担を減らすためです
足を一本増やして体重を3等分にするためです
手すりも同じく足への負担を減らすこと
またふらついた時に倒れることを防ぐためです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140709/19/ajima6555/e3/4e/p/t02200154_0500035012998284926.png?caw=800)
しかしこの行為がかえって転倒を招くことになる人がいます
それは100%頼っている人です
例えば
杖に体重をかけすぎて腕や肩が痛いという人
杖を持っていることに安心して持っているだけの人
これでは杖の意味がありません
いくつか注意点をあげていきます
できる限り体重をかけて足の負担を減らそうとする
→手の負担が増えて痛いところが増える
フローリングや濡れた地面などの杖の滑りやすい場所
→体重をかけていればなおさら滑りやすい
杖を持っているだけで足の前でプラプラ
→持っている杖につまづいて転ぶ
自分より不安定なものやタイヤの付いているものにつかまる
→つかまったものが倒れたり動いたりして転ぶ
楽をしようと遠くからギリギリ手を伸ばしてつかまろうとする
→体勢を崩して転ぶ
→つかまりそこなって転ぶ
→タイヤ付ならなお危ない
立ち上がる時に全体重をかけてつかまる
→つかまっている物もろとも倒れる
ではこういった転倒を防ぐにはどうしたらいいか
自分の足でちゃんと立つ!!!
杖や手すりを使うことは転倒予防には必要なことです
でも足をかばうあまり
過剰に頼ったり
なんでもかんでもつかまろうとするのは
よくないです
杖には適度に体重をかけ足でもしっかりと踏みしめ
つかまるときは横着せずに近くまで行ってつかまり
自分より頑丈そうなものを見極めましょう