今、我が家の一室は『梅の部屋』になってる。例年この時期になると自家製の梅干しを作るからなんだけど、塩がまぶされた梅の入った樽が置かれてる部屋の扉を開けると、濃厚な桃っぽい匂いがする。


「お花見」って言えば一般的には桜だけど、ソメイヨシノの少し前の時期に、桜と同じく五弁の形のピンクの花を咲かせる梅は、バラ科サクラ属の落葉高木。バラ科サクラ属に含まれるものには、サクラ属って書かれるくらいなので、先ずは桜がある。そして、先に書いた梅、そして他にはプラムやアンズ、桃などが含まれる。つまり、梅も桃も、サクラ家の家族の一員ってわけで、スモモもモモもモモの内だけど、モモもウメもプラムもサクランボも「サクラ家」の家族だけあって、外果皮(果肉)の中心に硬い(核に包まれた)種子が一粒入っているところはお揃い。もしかしたら、匂いも「兄弟臭」みたいなのが有るかもしれない。

 
我が家では、自家製の梅干しを作るくらいだから、梅干しは大好きなんだけど、市販されてる梅干しを買う事はまずない。理由は簡単、美味しくないからガーン 梅干しを作るのに必要なのは、「梅」、「塩」、「シソの葉」だけで、それ以外の材料は必要ない・・・ハズなんだよ、本当なら。梅干しを漬ける際に使用する塩は、味付けのためだけじゃなくて、カビを防いだり、色落ちを防いだり、食感を保つという役割がある。そして、梅干しを作る際には、梅に対して、12~18%の重さの塩が必要になる。 つまり、2kgの梅に対して、約350gの塩が必要になるんだけど、市販されてる梅干で、「塩分20%」なんて商品にお目にかかった事はない。殆どは一桁で、ヒドい商品になると、塩分5%とか4%みたいなモノもある。


「塩分が低いのは健康のために良いんじゃない?」なんて思うなかれ。そんな少ない塩で梅干しを漬ける事は不可能で、そういう低塩の商品はどうやって作られてるのかって言うと、まず通常通りの分量の塩で漬けて、出来て梅干しをジャブジャブと水洗いをして塩分を抜いた後、化学調味料などで味付けする。だから、市販の梅干しを買って原材料の成分表示の項を見るとわかるけど、なんだかワケのわかんない材料がいっぱい入ってる。


カツオ風味とか、蜂蜜風味とか、色々売ってるけど、僕に言わせれば、どれも味のレヴェルはンンコだ。あと、僕が市販梅干しをンンコなレヴェルと思う理由の一つに、化学調味料が大っ嫌いって事が有る。化学調味料ってのは、わざわざ書くまでも無いことだけど、味の素を代表とする旨み調味料の事。旨み調味料とは書いてあるけど、アレはモノの味を破壊する商品だと思ってる。味の素を指に付けて舌の上に置くと、ピリピリ痺れるでしょ? やっぱり良くないと思う。しばらくは他のモノの味も判らなくなるし。


アジ塩を含めて化学調味料が我が家の台所に置いてあった事は無いし、スーパーなんかで、原材料とか成分表示の所を見て「調味料(アミノ酸)」って書いてあるモノは、買わない。小さい頃から、「化学調味料を舐めると馬鹿になる」って言われて育ってきたから、半ば洗脳されちゃってるのかも知れないけど、知能指数が低下するかどうかは別として、少なくとも味覚が馬鹿になるのは間違いないと思う。


ファミレスは好きだし、化学調味料の味がしても(始めからそういう味がすると思ってるから)ガッカリはしない。今の日本で化学調味料を一切取らずに生きていくのは不可能って事は判ってる。だけど、ソコソコの店構えの、ソコソコ値の張るレストランで出された料理に化学調味料の味がチクッとすると、「オメーは職業料理人だろうが、ちゃんと手間隙掛けて調理しろよビックリマークって思っちゃう。料理番組見てたら“先生”って称されてる人が、「あ、そうそう。 大事なもの忘れるところだったわ、ここで旨み調味料を・・・」なんてやってるのを見て絶句したりして。


話がそれちゃったあせる
とりあえず、我が家は梅の良い匂いがプンプンです音譜