あんかけチャーハン
あんかけチャーハンというのは、チャーハンを殺している。
チャーハンはパラパラだからうまいのだ。それにあんかけをかけてはダメだ。
ベタベタになってしまうではないか。
テレビのあんかけチャーハンの映像を見て、一人でプンスカ怒っていたのだが、考えてみれば、私はあんかけチャーハンを食ったことがなかった。
食ってないのに悪口言ってはいかんなあ。
ということで、あんかけチャーハンを作ってみることにした。
チャーハンはわりと得意なので、問題はあんかけであろう。
冷凍庫に「中華丼のもと」があった。うちの父の大好物。レンジで5分。
これもあんかけであると思うので、あんかけ問題はバッチリだ。
ご飯と生卵を混ぜ、たまごごはんみたいにしてから、熱したフライパンに投入。
菜ばしなんかでガー!っと混ぜながら炒めるとパラパラになる。
あんかけをかけるので薄味にして、最後にちょっとしょうゆを入れて香り付け。
出来上がった具なしチャーハンにあんかけをかけて食ってみた。
うまかった。中華丼よりは確実にうまかった。
チャーハンをちゃんとパラパラに作れば、あんかけをかけられても全然ベタベタしないという事がわかった。
いや、うん、うまい。
チャーハンのバリエーションのひとつとしては、アリだな、と思った。
チャーハンは、いろいろ奥が深い食べ物だ。
ラーメンとミニチャーハンを頼んで、あんかけミニチャーハンが出てきたら腹が立つだろうなあ。
あと、家で食うには全然問題ないのに、店でハムの入ったチャーハンを出されたらすげえ腹が立つ。
母のベトベトチャーハンはなぜうまいのか。
昔って、チャーハンをレンゲで食べる習慣がなかったような気がする。
ラーメン屋のチャーハンの中に入るあの黒い謎の調味料はいったいなんなのだ。
梅干や明太子など、白いメシにのっけてうまいものはチャーハンにしてもうまい。
中華料理屋のちょっと大きめのお玉が欲しい。それでチャーハンを丸っこい形にしたい。
以上、「チャーハンとオレ」でした。