春ですね。
暖かくなってきました。
三寒四温とかいうやつ。
桜はもう4月の花っていうより3月の花ですね。
世界の平均気温が上がると、糖尿病も耐糖能異常の診断もちょっと上がるらしいですよ。
さてこのブログ、いまやおじさんの日常を綴ってるだけですけど、昔は何食べて血糖値がどんくらいだったとか載っけてたんですよ。
最近読み始めたひと(たぶんいないけど)は知らないでしょうけどね。
もうそりゃ、全部載っけてました。
朝昼晩とね、全部食べたもんと測ったもん載っけてましたよ。
まあ、でも測るお金もったいないのでもうやってないです。
2020年くらいで測るのやめちゃってしばらく残ってたチップもあったんだけどね。
年末の大掃除でそれも捨てちゃいましたよ。
自分が糖尿病診断されたのが2017/12/29。
もう5年目に突入してるわけですね。
最近診断されたひととかは測るかどうか迷ってたりすると思います。
そこらへんについて先輩風吹かして上から目線で語ってみたりしますよ。
いつものように「あっそ」くらいで読むのが正しい読み方です。
あじふらい個人の独特な変な考え方が満載なので変な考えが嫌なひとはここで回れ右してください。
基本的に二型糖尿病を糖尿病としてます。
まず、血糖値を測る必要のある処方されたひと、これはきちんと測るべきです。
このブログでは糖尿病という対象にしてませんが、一型のひと、二型でもインスリン治療をしてるひと、GLP-1作動薬を使ってる人、医者からも測ってねと言われてるなら測るべきところです。
こんなん書くまでもないことだけどね。
血糖値を測って自分でメモしてると自分しか見ないデータのように感じてしまうこともあると思いますが、医者が測ってねっていうのはそのデータを参考にして今後の方針にしたいっていう意味です。
だから自分だけのデータと思わず、薬を飲むのと同じだと思った方が良いとこなのです。
自分も3ヶ月くらいインスリン打ってましたがその期間はちゃんと測って医者にも見せてました。
ちなみにリブレの適用範囲が明日から拡大されます。
自分でメモるのめんどくさかったらこっちにしてくださいってのもアリだと思いますよ。
https://www.abbott.co.jp/media-center/press-releases/03-04-2022.html
で、まあそれ以外のひとっていうのは基本的に自腹です。
いやまあ保険適用も安くなるだけで自腹みたいなもんだけど。
測定器自体はたいした値段じゃないですが、測定の度にチップを消費します。
このランニングコストが割とかかるんでどの測定器にするかっていうのは割とお金的な意味では大きいです。
ランニングコストと正確性、保守費用をふまえて実生活に負担とならない製品選びが必要ですね。
国内製は比較的ランニングコストがかかりやすく、海外製は正確性に疑問点を持つひとが多いです。
まあそこらへんは詳しいひとに聞いてください。
で、測ることに決めた場合ですね。
だいたい最初にこの壁にぶつかると思います。
「え、こんな高くなんの?」
たぶん多くの方が教科書で習った血糖値に対して、実際に機器で見る数値が高く出ると思います。
自分の想定以上に。
これを受け止められるか、受け止められないか。
この中に血糖値を測る意味が潜んでるというように自分では捉えてます。
例えば、お昼ご飯食べてなにげなーく測ったら250出たとします。
昨日は食後120だったのになんで!?
と思って、もう1回測り直す。
そしたら180だった。
あー、なんだちょっと高めだけど大丈夫だわー
これは受け止められてないと言えます。
血糖値は低くなってるなら低血糖症状が出ますが(無自覚もあります)、高いときに自覚症状が出る人は稀です。
たまに高血糖がわかるひともいるらしいですが、自分は全然わからんちんです。
なので測定器を使う必要があるわけですが、機械よりも自分の感覚を信用するならそれは測る意味がないといえるでしょう。
自分の感覚に機械を合わせようとした段階でアウトです。
チップ代をゴミ箱に捨ててるようなもんなので、測るのを辞めてそのお金は是非募金箱とかに入れてください。
そして、この数値を受け入れるということが何を意味するか、というと自分が糖尿病であるということを自覚するということになります。
指先をパッチンってやって血を出して測る毎に自分に「お前は糖尿病」というタトゥーを入れていくということなのです。
正常範囲であろうが、高血糖だろうが、低血糖だろうがね。
血糖値のことを考えている時点でそうです。
そんなの糖尿病患者か医者しか考えないことですから。
なので血糖値を測るということ自体は糖尿病の自覚がないひとこそ、どんどんやるべきだと思ってます。
でもそれを受け入れるだけの器がないならやんない方が良いけどね。
こんな高いはずない、これはアレがアレだからだ、とか理由づけするひとはなおさら。
そういう意味では新しく糖尿病と診断を受けたひとはクリアに考えられると思うので1年くらいやってみるのをオススメしますよ。
でも、注意してもらいたいのは数字に縛られて欲しくないということ。
例えば180以下が正常範囲と自分で決めたとします。
その180を超えてしまうからごはんを減らす、とか180に収めるために運動をする、なんていうのは愚の骨頂だと思ってます。
そして、一度でも数字に縛られてしまうとなかなかそこから抜けられなくなってしまいます。
縛られるのってけっこう気持ち良いんですよ。
先に書いたように血糖値ってのはほぼ実感がないもんです。
毎日測るのに慣れてしまうと、だいたいこんくらいだな、ってのがなんとなくわかってくる瞬間があるはずです。
そんなとき、毎回測るという習慣があると測らずにいると安心できないってことがあるのです。
まだそれだけなら良いんですけど、習慣となってしまった場合にやっかいなのはイレギュラーがあったときです。
例えば、予期せぬ会食、止められなかった食欲。
そんなときに血糖値がどうなってるかが気になって測らずにいられなくなってしまうと、もうこれはほぼ中毒症状といっても差し支えないでしょう。
血糖値を測るという行為は自分がどれだけ弱いか、ということを知るための行為というのが自分が2年測って学んだ結論です。
まず準備万端で挑んで、自分がどのくらい弱いのかということを知りましょう。
不意にパンチ喰らっても耐えられるかどうか、なんてのは人並みに強くなってから考えれば良い事なんです。
そして、それがわかってくるといろんな種類の攻撃があるってこともわかってきます。
瞬間的にダウンもらいそうになる顎パンチだったり、ボディブローのように後から効いてくるものもあるってのが見えてくるはずです。
弱さを知ってるとひとは強くなれます。
ただそれを自分は正常範囲だから大丈夫、とか安心するために使うのは本来の用途からズレてると思ってるのですよ。
いっぱい食べたけど全然上がんなくってよかった、わーいイイネ押してねーみたいな使い方するのも、それはそれで良いかも知んないけどね。
自分が昔アップしてたのはなんかそんな風に見られるかもって恥ずかしいことしてたのかもなってのもちょっと思ったりします。
でも自分は承認欲求の塊みたいなもんだからどんどんイイネ押せば良いですよ。