地方都市でフルタイムワーママやってるアラフィフです。
仕事とか子育てとか勉強とかお金とか旅行とか、日々思うことをつれづれと
仕事とか子育てとか勉強とかお金とか旅行とか、日々思うことをつれづれと
あじこです。
働きながら育児をすること、ひいては家庭を維持することがどうしてこんなにしんどいのか。
そう思いながら、日々を生きているワーキングマザーが見たら「んお???」と思うタイトルではないでしょうか。
中身はバリバリ社会学の専門書なので、なじみのない人にはちょっと難しく感じられるかもしれません。
ただ、現役ワーキングマザーたちへのインタビュー調査の結果が主な内容なので、同志たちの生の声を聞く、という目的だけでも充分読む価値があると思います。
そもそも著者自身が出産を経て、研究活動との両立に苦労したことが、この調査研究のきっかけとなったようです。
そこから本まで出しちゃってるんだから、研究を生業にしてる人たちってほんとすごいですよね。
ワーキングマザーたちが、世間の価値観やプレッシャー、自身のキャリア志向や我が子への思いなどと、どのように気持ちの折り合いをつけながら、日々を生きているのか、という視点から分析をしています。
切ないのは、これらのことが学歴によってある程度規定されてしまっているかもしれない、という考察の部分。
ここを読んで、やっぱり自分の子供たちにはしかるべき学歴をつけさせて、そこそこ高水準の待遇の仕事につかせねばならない、と心から思ってしまいました。
夫婦ともに不安定な待遇で低い給与水準の仕事をしていると、
夫は自分のキャリアを守るために家事育児に協力しなくなる
→妻が仕事に加えて家事育児も丸抱えする羽目になる
→仕事をセーブせざるをえなくなる→キャリアが積めず給料も上がらない
…という負のループにはまってしまうんですね…
怖い怖い
それにしても、女性が子供を産みながら働くってだけで、どうしてこうもいろんな余計なものがついて回るのか疑問でなりません。
なんだかんだで、家事育児は男の仕事ではない、と言う価値観が、今の日本ではまだまだ強いのでしょうか。
男性側だけじゃなく女性側もね。
ちなみにこの本、なぜか我が家では夫の方が先に読んでいました。
大学時代の専門が社会学だったので、図書館で見つけて気になって借りてきたと思われるのですが、それにしてもよりによって何故この本なのか…
めんどくさいから聞いてないけどね。
↓いろいろコレクションしていますのでのぞいてみてください!