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あじこです。
TwitterがX(エックス)に変わりましたね。
それに伴いロゴマークも、可愛らしい小鳥から、無味乾燥なXの1文字に変わってしまいました。
そんな中、歌人の俵万智さんが、このことを詠んだ歌があることを知りました。
言の葉を
— 俵万智 (@tawara_machi) 2023年7月24日
ついと咥(くわ)えて
飛んでゆく
小さき青き鳥を忘れず
このままで
いいのに異論は
届かない
マスクの下に唇をかむ
寂しいね…
私が最初にTwitterの名前を聞いたのは、かれこれ10年以上前のことです。
tweetという単語は「小鳥のさえずり」というのが本来の意味だそうです。
長い文章にするまでには至らない、ちょっとしたネット上のつぶやきを小鳥のさえずりに例えるなんて、なんと風情のあることか。
アメリカ人らしからぬ繊細な感性(失礼)だなぁ…と思ったものです。
(イメージ画像)
嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと
大好きなあの人に伝えたいこと
納得いかないけどどこで吐けばいいかわからないこと
もう会えない人への届かない思い
誰にも言えない、でも誰かに聞いてほしいこと
それら全部、小鳥たちのさえずりに乗せてネットの海に放っていたのがTwitter。
自分が放ったということは絶対に知られたくない。
そんな思いを小鳥たちが代わりに担ってくれて、ついでに、弱い自分のことも守ってくれた。
Xと言う名前にどういう理念や思いが込められたのかは知りません。
そもそもイーロン・マスク氏に興味もないので、なぜこの社名になったのかも全く知りませんし、調べる気もありませんが、なんだか風情もへったくれもない、実につまらん名前になってしまったなぁ…と、感じざるを得ません。
マスクさんにとってはこんなつぶやきすらどうでもいいことなのでしょうがね。
Twitterの青い小鳥は、これまで多くの人々の言葉を一生懸命に運んでくれていました。
ツイ廃、なんて失礼な言葉も生まれていましたが、どこの誰かもわからないつぶやきに心洗われたり幸せを感じたり、ときには救われたりした人も、少なからず存在したことと思います。
SNSとしての機能自体は全く変わらず、単に名前とロゴマークが変わるだけのことですが、なんだか無性に寂しい気持ちになってしまうのは、自分の吐き出したい思いをを小鳥の姿に模すことで、どこか安心したい気持ちもあったのかも知れません。
…そんなことを書いておきながら、実際には私のTwitterアカウントはほぼ、アメブロとROOMの記事流ししかさえずっていないのですが
これこそ風情もなにもないよねえ…
とまあ、ほぼ、小鳥マークの魚拓を残しておくためだけにこの記事投稿しました
お読みいただきありがとうございました。
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