昨日の続きから、私が李寧(li-ning)ブランドのジャージを
購入した、購買心理をたどってみました。
最初私は、寒くなったので長袖の長ズボンのジャージを
買おうと思ったとき、大胡同(安い卸市場)に行って
さがそうと思いました。ブランドものでなくて、安くて
いいものが、あるはずだ。
もしくは、ナイキなどの偽者などなど。。
でも、やっぱせっかくマラソンがんばっているから
ちゃんとした正規品のブランド物がほしいかなって、思いました。
そして、家の近くのショッピングセンターに行って、
スポーツ用品店のテナントがいくつかあったので
はいってみました。
やっぱナイキだろ。俺の走りは、ナイキがふさわしい!!
そう思って、商品を手にとって見ると、肌触りもいいし
質感がたまらなく、デザインも。。
でお値段!!500元(7500元)!!ジャージの下だけで500元!!
高いなあ!!日本のことを思うと安いのかも。
さすが、世界のナイキ!!
で今度は、となりの李寧(li-ning)に入ってみました。
デザインも、生地もナイキには断然おとるが、でも悪くない。
肌触りもいいなあ。。
お値段200元(3000円)。。半額以下か。。。
また違うお店に。今度は中国ではよくみかけるけど、李寧(li-ning)よりは
無名なブランド。更に安い。でも質はやはりおちる。。。
そして結果、、李寧(li-ning)の店で買うことにしたのです。
ここで、消費者心理として、わかりやすいのがナイキの偽者だけど
質はいい。ナイキほどじゃないけど、コンセプトはナイキと同じ。
李寧さんが、このブランドを立ち上げたのは90年代。
今の中国と違って、まだまだ後れた時代。(今もまだまだではあるけど)
そのときに、こう思ったはず。オリンピックで世界のブランドナイキを目にして
あのコンセプトでいこう。デザインもこんな感じで。
でもあれよりは、安いもので。。。
消費者からしたら、わかりやすい。
日本でパクリや偽者は、日本人は毛嫌いし
パクっているくらいだから、品質保証もないだろうし、品質にも自信が
なくて、その会社の社長や社員の人格をも、疑うような
そんなイメージがありますが。
中国では、基本的にパクリや偽者はマジョリティー(大多数)。
その上で、ナイキに似たようなマークや、ソニーに似たような名前や
パナソニックに似たようなマークがあったとしたら、
消費者は、『ああ!あいう感じの会社なのね。。コンセプトはそんな感じ。。』
『ふーん。。でどれどれ、品質は。。。まあまあ悪くないわね。。お値段は。。
まあまあいい感じじゃないの。。。』
とこんな具合に、なじんでいき、そのうち何が本物か、本物じゃないかの境界線が
曖昧になる。
中国では、パクリや偽者にも、それなりのプライドや、理念がある。
ただいうなれば、著作権という概念がない、もしくは薄いだけ。。
ナイキと似たようなロゴを、使うことで会社のイメージを模倣では
あるが、はやくわかりやすく、浸透させるにはうってつけです。
開発費や、デザイン費はかけないので、コストも安くなります。
また消費者がそれを受け入れる土壌もあります。
最近は、街を歩くと、ナイキのロゴのぱくりじゃなくて
明らかに李寧(li-ning)のロゴのぱくりの会社が
たくさんあります。
その会社は、ナイキが李寧(li-ning)をぱくっているんでは
と思っているのではと、思ってしまうくらい。
以前何かで読んだことがあるが、『オリジナリティーをだす』ということは、
まず、模倣があってなせるわざ。『模倣して、しまくってその上に
オリジナリティーが生まれる』というもの。
まるで、今の中国の模倣状況を肯定するかのようなぴったりな
話ですが。
でも、昔の日本。電化製品、車、宅急便サービスすべては
アメリカの模倣であり、すべてはアメリカからもってきたもの。
その後に、すばらしきオリジナリティーが生まれております。
とにかく、中国では模倣品、偽者、ぱくりが受け入れられる
土壌があります。
今回私が、李寧(li-ning)のジャージを購入するにいたった
いきさつで、その購買心理をだどると
こんな風な結果にいきついてしまいました。
李寧(li-ning)ジャージ着心地いいです。
でも日本ではきれないでしょうね。
著作権侵害はいけないことです。。
ちゃんちゃん!おわり!
最近またもや更新を怠たったら、
あっという間にランキングが下がって、
もうどこにいるのかすらわからないくらい。
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