今の中国の経済の勢いはオリンピックまで!
という言葉を日本のメディアなどをみていると
よく聞きますが。
実際に今中国に住んでいて、周りを見渡すと
ものすごいビル建設ラッシュを目の当たりにします。
それはそれはすごい勢いで。また速いスピードでその
ビルが出来上がってきます。
不動産の高騰、物価の高騰もすごいものです。
天津の最低賃金も昨年までは735元(11000円)
だったのが、今年の4月に820元(12300円)と
実に11%も上昇しました。
まさに破竹の勢いを目の当たりにします。
でもこれがオリンピック効果なのかというと、
おそらく中国に住んでいるすべての人は違うと
感じるでしょう。
実は五輪の経済効果はさほど大きくなく、ある研究所
の発表によれば、五輪のGDP押し上げ効果は
0.22~0・37%に過ぎないといわれます。
日本では、東京五輪を機に、インフラ投資を進め、
それを経済発展の起爆剤としてきましたが、
それゆえに、五輪後の反動不況も大きかったと
言われています。
韓国やギリシャも同様の傾向が見られてそうですが
中国の場合は、押し上げ効果がちいさいぶん、
反動も小さいだろうといわれています。
そもそも北京の中国のGDPに占める割合は
4%程度にすぎないようで、
ちなみに東京は日本のGDPの20%を占めており
首都同士とはいえ、国全体に及ぼす影響度合いが
ちがうようです。
北のほうでは五輪五輪と騒がれていても、東や南
のほうにいくと、それほどではない。
上海なんかは意図的に五輪を無視して、あえて
万博を強調しているのではというような気さえします。
そんな五輪がいよいよまじかに迫り、こんな歴史に残る
イベントに、日本人である私が今北京の近くに住んでいると
いうことに、わくわくします。
中国は五輪までがピークなんてことは決して言えない。
内需での力を確実に蓄えてきている。
五輪以降も一気に成長するかどうかは断言はできないが、
もしかしたら短期的な落ち込みはあるかもしれないが、
この勢いに一緒にのかって行くのも悪くないなあと。。
のんき夫婦で話し合う今日この頃もであります。