中国の裁判③(旦那ken) | のん気夫婦の中国・天津・大連生活ブログ

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ken(夫)は、中国でのビジネスは中国での出産(天津ローカル病院にて出産)・育児話をメインに♪

中国の裁判②の続きからで。。。


さてさて、午後2時半から裁判が開廷された。


最初は日本のドラマなんかで見るのと同じように、

まず互いの代理人の確認から入る。


その後、具体的の訴えの内容を読み上げる。


審議をするおじさんは、とても怖そうで、

ものすごく荒々しい


メガネをずらしながら、資料を見ながら、話を進めていく。


もちろん中国での陳述であるので、少し難しいところもあるが、

ある程度、弁護士と内容を確認していたので、

今が何の話をしているかはわかるが、


訴えている内容が、売掛金の回収なので、 だんだん眠くなっている。


いついつに何をいくつ納品したとか、いつ請求書をまわして、

どのくらい払っていないのかなど、内容は退屈極まりない。


そういったことが、1時間半くらい続いた中で、やっと本題。


審議員のおじさんが、
結局どうなんだ、みたいな感じで熱くなってきた。


当たり前であるが、うちは一切悪くない。


相手側は詐欺みたいな契約をかわしてくる。


中国ではとくに地方のほうで多い商習慣の中で、

お金の支払いについて、経哨(金ヘン)月結(じんしゃおゆえじえ)

とよばれるものがある。


天津ではかなり少ないほうであるが、

おそらく河北省あたりの多くのローカルスーパーでは

残っているクソな習慣であるが、


商品を納品して、お金を支払いを計算する時に、

店舗にある在庫は支払わない。計算しない。翌月にまわす。

さらには、棚不足などもすべてメーカー側が暗黙でかぶる商習慣である。


また恐ろしい事に、その明細なども存在しない。

支払うお金の内訳で、いくらが在庫でいくらが売れて、

いくらが棚不足なのかという明細が無いのである。。。


日本人の私には意味がわからない習慣ではあるが、

最初に天津にきて、いろいろなローカルスーパーと

交渉した時に多かった習慣である。


今回の裁判は、契約時には契約書に記されていないに

突然第一回目の支払いで、経哨(金ヘン)月結を

要求してきたので、こちらは断り、商品を止めたのである。


そうしたら、いきなり商品代金は払わない。お前たちが

勝手に商品を止めるのは契約違反で、売掛金は

その違反金で相殺するというのである。


そんな理屈がまかり通り、この裁判で負けでもしようもんなら

国際裁判にもちこんでやるとまで思っておりました。

(そんなのあるかどうかわかりませんが。。。)


つづく。。



今週末は青島にいきますが、来週の火曜日からは

山東省の済南へ、とあるスーパーの08年契約の

最終交渉にいってきます。きったはったのこの世界(笑)

一歩もひかずに、戦っております。このあたりの

かけひきも、この1年でなれたものになってきました。

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