「アートな夜!」第19回は、日本の洋画家、コラージュの第一人者、若松光一郎の特集です。

 

 

 

 

 

大正3(1914)年8月8日福島県いわぎ市常盤湯本三函179に生まれる。福島県立磐城中学に学び、東京美術学校入学を志して同7年に上京。川端画学校に入り、同校顧問であった藤島武二宅へ赴いて直接師事する。昭和8(1933)年東京美術学校西洋画科に入学。藤島武二に師事して同13年に同校を卒業する。在学中の同12年第2回新制作派協会展に「人物」で初入選。以後同展に出品を続け、同16年第6回同展に「石の村」「巌」「船」を出品して新作家賞を受賞。同18年同会協友となる。同19年召集により入隊。同年第9回新制作派展戦時美術展に「五月」「つりぼり」「緬羊の小屋」を出品して岡田賞を受賞。同27年から29年まで結核のため療養。病気が回復し始めたころから湯本の自宅で絵を教え始め、同会を「ユマニテ会」と名付けて、ユマニテ展を毎年間崖する。同31年第20回新制作展に「小田炭坑A」「小田炭坑B」「石炭をはこぶ女」を出品して同会会員となる。同48年7月から3週間ヨーロッパ旅行。同56年春にもヨーロッパへ赴く。初期には油彩によって人物、風景、静物を描き、対象の再現描写にとどまらず、形態を簡略化して構築的な制作を行った。1960年代に入ると、抽象表現へと移行し、油彩のみならず、和紙、日本画の顔料などを用い、時にコラージュをも含む独自の技法による作品が制作されるようになった。

 

 

 

 

 

 

コラージュとは..... 現代絵画の技法の1つで、フランス語の「糊付け」を意味する言葉である。

通常の描画法によってではなく、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法である。作品としての統一性は漸進的な並置を通して形成される。コラージュは絵画と彫刻の境界を消滅させることを可能にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の作品は..... 「AUTONOMY」

 

 

3/20~4/6 加島美術さんに於いて、若松光一郎展が開催されるそうです!

http://www.kashima-arts.co.jp/mailnews/

 

「若松 光一郎展 〜大地の歌〜」を開催!

主催:一般社団法人 日本美術継承協会
企画協力:加島美術、Seirin

会期:2018年3月20日(火)〜4月6日(金)
会場:加島美術 1、2階   観覧無料/会期中無休
作品点数:約30点

◆中西哲人 チェロ・リサイタルを開催!
日時:2018年3月20日(火)17時半〜18時
会場:加島美術 1階
定員:40名(申込者多数の場合は抽選)  料金:無料
演奏予定曲目:バッハ 「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調」
申込方法:加島美術ホームページ、メール、電話、FAXまたは店頭にて

◆オープニングレセプションを開催!
日時:2018年3月20日(火)18時半〜
会場:加島美術
申込方法:加島美術ホームページ、メール、電話、FAXまたは店頭にて

  

 

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