あなたを待ってるこの時間が愛おしいな
必ず少し遅れてくるあなたに
毎回小言を言っちゃうけれど

冷めてしまったコーヒーを飲んで
ごめんごめんというあなたを見るの

いつでもあなたは格好良くて
手慣れた仕草でコーヒーを頼むの

携帯片手にいつでも忙しそうで
あたしの顔をまだまともに見てないんじゃないかと

あなたの名前を呼ぶ

ふとあたしに視線を向けた顔が可愛くて

思わず笑ってしまうの


運ばれてきたコーヒーに口をつけて

熱いと吹き出すあなたにまた笑ってしまった

猫舌のあなたが愛おしいの


でもあたしには猫舌にならずに

熱い想いをぶつけてくれてもいいのにな

フーフーしながらコーヒーを飲む

格好悪いあなたを見てて思ったの





真夜中の文字のやり取り
楽しいな面白いな嬉しいな
向こうで笑ってるあなたが見えるよう

スタンプはまだ取っておいて
終わってしまわぬように
何気ない言葉の節々に愛を込めてるんだよ
多分伝わってないと思うけど

おやすみの一言が怖いな

まだまだ話したい事たくさんあるのに

親指のスピードが早くなる
既読のマークも早くなって
私達の深夜列車が速度を上げる


あなたからの返信を待つ間

何となく掃除をしたりして

画面が更新するたびに

ドキドキしてそっと覗く

その瞬間がたまらなく愛おしい


まだ話は続いていて

私も?マークとか付けて

伸ばして伸ばして・・・


そろそろ寝ようかの言葉が返ってきて

私達の深夜列車は速度を下げる

おやすみの言葉とスタンプが

ありったけの愛を込めて

こちらからもおやすみを


最後に見返して暖まった心で眠りにつくの


こんなキレイな月の夜は
何か良い事起こるかな

魔法が使えたなら
あなたの元へ真っ直ぐ飛んでゆくのに

逢えない日々が続いていって
手を繋いでた頃はこんな日が来るなんて
思ってもみなかった

画面越しに映るあなたの姿
笑っていて嬉しいけれど
温度だけはどうしても映らないよ

愛してるの言葉も
一人の部屋では虚しく響くけれど

こんなにも熱い想いがあった事
こうなってみて初めて気がついた
あなたも同じであるといい

画面越しに手と手を触れて
擬似温度を確認するの
あなたも今夜同じ月を見ている

私の初恋を侮辱しないで

そんな軽々としたものじゃなかったし
それなりに傷付いた

でももらったもの沢山あったの
好きとか嫌いとかだけじゃなく
光る宝石にような時間や漆黒のような闇

3回目の告白でやっと諦めがついた事
あの人には色んな気持ちをもらった

酸っぱい葡萄を食べた時のような気持ちや
とろけるビターチョコのような気持ち
鉛が胸の奥に突き刺さるような気持ち

息を吸うだけであの人を好きだった事

人を好きになるってやっぱり素敵な事だから
私の初恋を侮辱しないで

心の重心が暖かいのは君のおかげ
包んでいるようで包まれていたのは僕の方だった

背中に回された君の腕が温かい
胸元で響く呼吸は規則正しい甘い調べ

その全てが愛おしくて憎くて危なっかしい
繋いだ手から愛が溢れて汗ばむくらい
そんな君の側にいられる事を誇らしく思う

この時間を永遠に閉じ込められないかなと
閉じた瞳にキスをして蓋をした。

中指の爪が割れた
真ん中がないのはどこか心許なくて
今の私の心模様と同じだなと思う

私にはない強い芯みたいなもの
ぼやけた私はふにゃふにゃで
使い古したスポンジみたいに
流れに流されてただ息をしているだけ

水と洗剤を含まれて泡がたって
終わったら水を切って放置される

そんな日々でも良いと思ってた
あの人にとって大事であったら大丈夫と

宝石のような扱いはされないけれど
側にいられたらとそれでいいと思っていたけれど
乾いてしまった私が泣くの

次にいつ水を与えてもらえるか分からない
連絡を待つのはいつも私で
会う日を決めるのはいつもあの人で

他の指の爪を全部切ってしまったら
あの人に会いたいと言ってみようと
少しの勇気を持って爪切りを持ったの

ミラー越しのあたしは醜くて汚い

あざとくて可愛いあの子に憧れて
一緒にいるあたしは金魚のフンだ

光を浴びて輝くあの子の影だから

毛先だけ赤くしたあの子の髪型は

とても似合っていて笑っていたね


あの子の周りには人が沢山集まる

魅力的で斬新で明るくて眩しくて


ミラー越しのあたしは醜くて嫌だ


あの子のようになりたいと思って

何かの努力をあたしはしたのかな

嫌いなあたしは益々落ちていくの


沼のようなあたしの中身を知って

あの子は一緒にいてくれるかなと

怖くなってあの子に縛られている


ミラー越しのあたしは醜くて損だ


陽の光が美しい事に気付いたのに

あの子に嫌われるんじゃないかと

怖くなってあたしを縛りつけるの


ミラー越しのあたしが泣いていた

ミラー越しのあたしが泣いていた





だから ねぇ こっちを向いて
くだらない喧嘩なんてやめてさ
一緒に暖まろうよ

もっと もっと くっ付いたり
短めのキスをしようよ
仲直りのハグをして
一緒に暖まろうよ

だってさ 意味なんかないじゃん
2人は巡り巡って出会えたんだから
もっと その事を喜び合おうよ

青が藍になって橙になる瞬間を
あの日2人で確かめ合ったんだからさ

髪の毛を摘んで軽めのキスを
何事もなかったようにはいかないけれど
もっと2人分かり合えた気がするよ
2人の同じを 2人の違いを

溶けていく正反対の色の絵の具みたいに
混ざりあって 交じり合って
2人の色を見つけていこう

雨粒が傘に垂れる
それはまるで僕の涙のようで

幾度も 幾度も 滴り落ちて


美しい人だった とても

僕には不釣り合いな笑顔


コンビニの袋を下げて帰る暗い道

おかえりの声はもう聞けない


スイッチを押して部屋の電気を付ける

もちろん君はいないのに

香りだけ微かによぎって

心臓を鷲掴みされたような傷みに耐える


愛してた 愛してた 今でも愛してる


君の使っていた歯ブラシをまだ捨てらない

冷蔵庫はぐちゃぐちゃで腐った野菜が溶けていた


朝仕事へ行って帰ってくる

変わらない日常の中に君だけいない

君のいない日常は海のない地球のようで


空っぽ 空っぽ 僕の芯まで空っぽ


依存していたのは君じゃなく僕の方だった

傷付ける言葉もたくさん吐いた

君は泣き顔でも笑ってくれたのに


もういない もういない 君はもういない


もう、いないんだね。







カーテン揺れて 始まりの10秒前
ドキドキに負けそうで手を繋いだ5秒前

興奮と熱狂が落ちてきた合図
もうあなたから目を離せない

あっという間に過ぎていく時間

果たせなかった約束をこうして画面越しで
無意識に触ってる指輪があなたと似てる
だからあたしはいつだってあなたを求めてる


今まで生きてこれたのはあなたのお陰

同じ時代を生きてこれて幸せだなと改めて思う

くるくる回るあなたに必死でついて行くから


今度逢える時までさようなら

淋しくないさようならだから大丈夫

いつかまた逢えるまでさようなら さようなら

そしてまた必ず逢えますように・・・