今や世界経済の中心都市とも言えるロンドン。
ロシアや中東の投資家が多く流入しています。
イングランド・プレミアリーグもその好景気の恩恵を受けているというのは、以前のエントリ で書きましたが、ロシアンマネーに続き、中東のマネーもフットボール・クラブ経営に参入してきました。
9月1日(現地時間)、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティが、UAE(アラブ首長国連邦)の投資グループ「ADUG(アブダビ・ユナイテッド・グループ・フォー・デべロップメント・アンド・インベストメント)」によって買収されたことが明らかになりました。
オーナーは、タイのタクシン・チナワット元首相から同投資グループのスライマン・アル・ファヒム氏に交代。
同氏は、フットボールに以前から関心を持っていた様ですね。
既にイタリアのインテルと提携するフットボール・アカデミーを設立しています。
今回の買収劇による同氏の目標は、「マンチェスター・シティをプレミアリーグで最も大きなクラブにすること」だそうです。
今シーズンは、ビッグ4の一角を切り崩してチャンピオンズリーグ出場権を獲得。
3年以内のタイトル獲得を目指すそうです。
・・・第二のロマン・アブラモビッチですな。(笑)
そう考えると今回のロビーニョの移籍も理解出来ます。
ロビーニョも将来的なビジョン無しでチャンピオンズリーグ出場権を持たないクラブへ移籍するはずはなかったでしょうし。
移籍金4200万ユーロ(約66億円)もイメージ戦略の一環と考えれば、高くないのかもしれません。
世間では、「次のターゲットは、1億3500万ポンド(260億円)でC・ロナウド獲りだ!」みたいなニュースが流れていますが、当面のチーム強化については現場の意見を尊重するみたいですね。
何はともあれ、ビッグ4の時代からビッグ5の時代になるかもしれない今後のプレミアリーグから目が離せません!