イタリア人テノール歌手ルチアーノ・パバロッティ氏が6日に死去しました。71歳でした。
パバロッティ氏は、ホセ・カラーレス氏やプラシド・ドミンゴ氏と共に「3大テノール」として活躍。
死去に対して世界中のオペラ界、政界などから哀悼のメッセージが相次いで寄せられています。
ナポリターノ伊大統領は「無類の歌声だけでなく、イタリア人の気質と人間的なぬくもりも大勢の聴衆に伝えてくれた」と称え、プロディ伊首相は「我々はイタリア音楽の偉大な声を失った」と弔意を表しました。
また、ブッシュ米大統領も「歴史上、最も熟達し、最も高く評価されたオペラ歌手」と賞賛。欧州各首脳からも哀悼の声が尽きませんでした(日本の政治家はノーコメント?)。
イタリアサッカー・セリエA所属の名門クラブ、ユベントスでは公式サイトに「白と黒の心を持ったルチアーノ、さようなら」と掲載されているとのこと。
パバロッティ氏といえば、2006年トリノ冬季オリンピックの開会式でオペラ「トゥーランドット」のアリア「誰も寝てはならぬ」を熱唱されたのが記憶に新しいと思います。
自分はオペラに詳しくありませんが、その歌声に理屈抜きで感動しました。
パバロッティ氏のサイトには「私をオペラ歌手、あるいは芸術の形を表現する者として記憶にとどめてもらいたい」と記されているそうです。
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『パバロッティ氏逝く オペラ界・政界など各方面から哀悼の声
』(AFPBB News)