■出発前の計画

前回は30番まで進み、本来ならば31番から回り始めるのが普通だが、最初の打ち始めまでの移動時間で半日もかかってしまうので、無駄なく回れる方法はないかと考えました。
前回一緒に回ったきよし君の情報から考えると、4日間あれば、31番から打ち始めれば53番まで打てそうでした。
色々道を調べたあげく、変則的ですが44・45番から打ち始め、高知に移動して31番~43番まで打とうと決め、以下の計画表を作りました。

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1日目 44・45番・35番・36番
臼杵港2:40発 ~フェリー/2:20分~ 5:00着八幡浜港 …1.7km/10分… 5:10着八幡浜駅5:33発 ~JR/39分~ 6:12着内子駅6:27発 …41.9km/2:44分… 9:11着44番大宝寺9:21発 …10km/40分… 10:01着45番岩屋寺10:31発 …55.2km/2:49分… 13:21着西佐川駅14:08発 ~JR/24分~ 14:33着波川駅14:48発 …6.2km/24分… 15:13着35番清滝寺15:24発 …12.8km/44分… 16:07着36番青龍寺
2日目 34番~逆打ち~31番・37番・38番
36番青龍寺5:40発 …14km/46分… 6:27着34番種間寺6:37発 …6.5km/21分… 6:59着33番雪蹊寺7:09発 …9.8km/40分… 7:49着32番禅師峰寺8:09発 …6.3km/30分… 8:40着31番竹林寺8:50発 …6km/24分… 9:14着高知駅9:33発 ~JR2:16分~11:49着窪川駅12:04発 …0.7km/2分… 12:06着37番岩本寺12:16発 …83km/4:39分… 16:56着38番金剛福寺
3日目 39番~43番
38番金剛福寺6:00発 …60km/3:13分… 9:13着39番延光寺9:23発 …28km/1:39分… 11:02着40番観自在寺11:12発 …50km/2:41分… 11:59着41番龍光寺12:09発 …3.5km/11分… 14:16着42番仏木寺14:26発… 13.2km/1:08分… 15:35着43番明石寺15:45発 …18.6km/1:01分… 16:46着八幡浜港17:40発 ~フェリー/2:25分~ 20:05着臼杵港
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前回の反省を踏まえて、自転車の改造及び、荷物及び積載方法を全面的に考え直し、以下のように変わりました。
 【自転車】

●フロントギア:コンパクトクランク50-34t ●リアスプロケット:12-27T
 【荷物】

●テント:2mx1m/1.5kg ●寝袋:羽毛1.5kg ●バック:リュックサック ●輪行袋:タイオガ・コクーン
こうした結果、荷物が7kg前後と、前回の半分以下の重量になり、楽になった。
一番の問題が天気で、春は雨も多いし、少々寒いので、日の選択が難しい。

しかし、いつでも行けるというわけではないので、1ヶ月前より行く日を決めて、余程の大雨でない限りは出発することにした。

  

今回はこのスタイル。バックパックを荷台に搭載した

 

■2010年4月14日 ー1日目から雨・・(>_<)ー

●八幡浜から内子へ向かう
夜中2時40分発のフェリーに乗り、いざ四国へ出発!

天気予報では四国の天気は行っている間は曇りと言うことだった。
到着まで2時間以上有るので、フェリーの中で仮眠。

寝るには、アイマスクとノイズキャンセリングヘッドフォンは必需品。(よく眠れます)
前回は、輪行になれてなかったので自転車の分解/組み立てに戸惑ったが、今回は日頃から練習していたので非常にスムーズ。

5時に八幡浜港に到着し、組み立て、八幡浜駅で分解/収納まで、走行時間を入れても、わずか15分だった。
計画通り5時34分発の松山方面への普通に乗ることができ、内子駅下車。

 

四国方面から登る朝日(フェリーから撮影)

 

●久万高原方面に向かって出発!
内子駅で降りると小雨が降っていたので、荷物の中からカッパをとりだし、ついでに雨用に荷物整理をしたりで出発が30分ほど遅れて出発。

今回は荷物が軽いのがペダルを回しながらよくわかる。

前回、きよし君に付いていくのが必死だった理由がよくわかる。

前回痛めた脹ら脛の痛みもなく小雨ながらも快調な滑り出し。
内子からR379-R380と通り、途中、まだ開店はしていないが「道の駅小田」で休憩。

ここからは山越の道で、難所と言われる真弓峠越え。

所々、遍路休憩所もあり、歩き遍路さんもよく見かけ、挨拶をしながら追い越していった。
高速が開通してからは、久万方面には松山I.C.から向かう車遍路が多いので、以前よりも車は少ないようだ。
R380からR33に入り、標識通りに44番大宝寺に到着。

ここは、境内駐車場前までの300m程の坂が激坂。

おまけに100m前は未舗装のガタガタ道なので、パンクしないか心配になる。
44番を出て岩屋寺へ向かう。

四国の札所で唯一、お寺の住持までもが山道を30分登らなければ境内に到着しない。
他の札所は山の上であっても、一般車は進入できなくてもお寺の住持は横付けできるようになっている。
車で来ると、ここは一番きついと感じるのだが、自転車で来るとそうでもない。

坂道を自転車を押して上がることに比べれば、楽なもんだ。
ここ岩屋寺までは非常にスムーズで、計画予定時間と大差ないペースで進めた。

 

44番大宝寺・45番岩屋寺

 

●四国を縦に横断して高知に向かう
しかし、久万高原はさすがに寒く、他では散ってしまった桜が満開。

自転車で走っているので身体は温かいが、それでも風は冷たくウインドブレーカーを着て走らなければ寒い、特に足先は凍えるほど寒い!
ここからR33を通って、愛媛から高知に縦に横断して高知・西佐川に向かう。

通常の遍路道しか知らない私には、この道の発見は大きな収穫だった。

この道を見つけたからこそ、、変則的だが効率のよいコースを計画することができた。
ここから高知まではほとんど川沿いを下っていくような楽な道だったので、出発が遅れた分も取り返すことができ、計画時間通りに到着!

 

左:西佐川駅(四国の駅はほとんどが無人 右:35番清滝寺(左手に通夜堂有り)

 

●35番~36番
西佐川駅から輪行で伊野駅まで行き35番に行った(本来は波野駅で降りるはずだったが、寝過ごして一駅先で下車(^_^;)

清滝寺も山門までは上りがきついので、途中からは自転車を置いて遍路道を歩いて登る。

清滝寺からは36番青龍寺に向かう途中の宇佐大橋を渡ってからの海岸線は素晴らしい景観
以前、この近くの国民宿舎土佐に泊まった時、夜の海に浮かぶ漁船の灯火がすごくきれいだったのを覚えている。
当時は魚釣りが大好きだったので、ここは釣れるだろうな~と海を見ながら、次に生まれ変わるならば、この辺りが良い!…なんて勝手なことを思いながら遍路してた。

 

この時は安全のために反射タスキを装着!(右は34番種間寺)

 

●34番~「はるのの湯」~運動公園でキャンプ
本来の予定では、36番で打ち止めにして、国民宿舎土佐の風呂に入って、海岸線でキャンプの予定だった。

しかし、この辺りにはコンビニやスーパーは宇佐大橋を渡らなければ無いので、買い出しに行ってここまで帰ってくる(往復10km)のもめんどくさく、まだ日も高いので、予定変更して34番まで打って、はるのの湯に行き、近くの運動公園でキャンプをすることにした。
はるのの湯は、塩分の強い温泉で、自転車乗りならわかるだろうが、股間がヒリヒリする(^_^;)

でも、私の経験から塩分の強い温泉の方が身体の疲れや痛みを取るのには適している。

今日はよく走ったので、ゆっくりと風呂につかった。

はるのの湯を出て運動公園に移動時には、もう日が暮れておりあたりは真っ暗闇。

街灯も少ないので視界も悪く、途中道路と歩道の段差に衝突して転けてしまった(>_<)

幸い怪我や損傷は無かったが、これは危ないよな~・・・歩道に反射板の設置をしてほしい。

途中でホカ弁を買い、テント内で頂きながら、お疲れのビタミン剤で一人乾杯!

今日一日は無事でスムーズに回れたことに喜びを感じながら就寝。

 

■実走記録 実走距離=149.3km
臼杵港2:50発 ~フェリー~ 5:00着八幡浜港5:14発 …1.7km/8分 5:22着八幡浜駅5:41発 ~JR輪行~ 6:15着内子駅7:00発 …43.1km/2:35(途中朝食)… 9:35着44番大宝寺9:45発 …
10.8km/35分… 10:20着45番岩屋寺11:00発 …55.3km/2:25(途中昼食)… 13:25着西佐川駅
14:13発 ~JR輪行~ 14:35着伊野駅14:50発 …7.4km/25分 15:15着35番清滝寺15:25発 …
13.9km/35分 16:00着36番青龍寺16:10発 …13.5km/40分… 16:50着34番種間寺17:10発 …
2.6km/10分 17:20着はるのの湯18:20発 →1km/20分 18:45着総合運動公園

 

※次回に続く・・・又読んでね !(*^_^*)/

 

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