おはようございます
記事にするのが遅くなってしまいましたが、先月の19日(月)にダーウィン市内で行われた、ダーウィン空爆式典に参加してきた事を書こうと思います。
第二次世界大戦中の1942年2月から約2年にわたり、大日本帝国海軍、大日本帝国陸軍によりダーウィンは攻撃を受け、両国ともに多くの犠牲者を出しました。
毎年2月19日はダーウィン市内の戦争慰霊碑前にて慰霊式典が催され、その多くの犠牲者、英霊達を追悼します。
式典は、市内エスプラナードにある戦争慰霊碑前で午前9時20分から始まりました。
今年は76周年。
昨年一緒に参加してくださった、第二次世界大戦で戦没した伊124号潜水艦乗組員のご遺族Cさんご一家が日本から今年もAJANTメンバーと一緒に参加してくださいました。
2018年の2月19日は月曜日、平日の朝にもかかわらず、参列されるダーウィン市民の多さが市民の関心の高さを表してます。
そして地元の小中高生も学校を代表して大勢参加しているところをみると、戦争で尊い命を失った英霊たち、犠牲になった市民へ慰霊の気持ちがこうして自然と新しい世代へも受け継がれているのだと感じます。
ノーザンテリトリーのマイケル・ガナー首席大臣は、式典内のスピーチで、第一次世界大戦で敵地トルコのガリポリ半島で命を亡くしたANZACの英霊を偲んだ現地トルコの母親たちの言葉を引用し、同じく敵地で命を落とした日本の英霊たちへも慰霊の言葉をかけてくださったのがとても印象出来でした。
AJANTは生花の花輪と、思い思いに折り紙で作った花輪を持参しました。
同じく、式典に参加するためシドニーからお越しの竹若総領事もご遺族の方とAJANTを気にかけてくださり、式典前も終了後も声をかけてくださいました。
竹若総領事と在ダーウィン日本国名誉総領事のPaspaley氏と
慰霊碑前で写真を一緒に撮って頂きました
式典の後も、御一行はそのままParliament Houseで行われるレセプションに参加するのですが、ここでも、先ほどのマイケル・ガナー首席大臣がレセプション開始のスピーチで日本から今回ご遺族が参加していること、そして現在ダーウィンで進行中のガスプラント会社を例に挙げ、今後とも交友を深めるべき大切な国であると日本を紹介してくださいました。
レセプション参加中にダーウィン市長や退役軍人同盟RSLの会長さんをはじめ、地元で日本語を勉強している学生さんなど、たくさんの方々に声をかけていただきました。
ダーウィン市民の平和への願いもそうですが、豪日の交友関係の強さも改めて知ることができた貴重な1日となりました。
JJ
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