連日の雨ですこーし涼しいダーウィンから、おはようございます
ダーウィンに住み始めて5年。
ダーウィンに来るまで、オージー夫に聞くまで知らなかったことがあります。
「ダーウィン空爆」
第二次世界大戦中の1942年2月から約2年にわたり、大日本帝国海軍、大日本帝国陸軍によりダーウィンは攻撃を受け、力国ともに多くの犠牲者を出しました。
毎年2月19日はダーウィン市内の戦争慰霊碑前にて慰霊式典が催され、その多くの犠牲者、英霊達を追悼します。
私もダーウィンに住み始めてからオージー夫と、子供が生まれてからは家族皆で式典に参加しています。
昨年はAJANTに加入して始めて役員のメンバーと、そして日本からはるばるお越しいただいた伊124号潜水艦クルーのご遺族の方々と参加することができました。
昨年の式典の様子
そして、今年も参加します。
実は、昨日から大切なお客様が日本からきているんです。
伊124号潜水艦慰霊碑設立をきっかけに始まったご家族とAJANTとの交流。
日本へ帰国されてからもずーっと私たちの活動を応援してくださっていますとっても心強い日本に親戚ができたみたいで、AJANTメンンバー皆んなが、ご家族のダーウィン入りを楽しみにしていました。
今年もダーウィンへ戻ってきてくださったご家族は、私たちAJANTと一緒にダーウィン空爆慰霊式典参列してくださります
ご遺族一家と私たちの参列を、地元の新聞社が記事にしてくれました。
アンザックデーでも、他の慰霊祭でも「Lest we forget」と皆さん口にします。
これは「私たちが忘れてしまわないように」と言う意味なのだそうですが、
戦争で生まれた敵対心を忘れてしまわないよういつまでも加害国を恨み続けようと言う意味ではないことが、毎年慰霊祭に参加して感じることです。
私の勝手な解釈ですが、ダーウィンの人々、オーストラリア人は「この多くの犠牲者、英霊を失った悲しさ、戦争で失った全て。その尊い犠牲者を忘れないよう」
そして「戦争を二度と起こさないよう」と言っているように感じます。
慰霊祭には多くの方々、様々な年齢層の参加者を見かけます。若い世代、子供達をみると、慰霊の気持ち「忘れてしまわないよう」という願いが、こうして次の世代へと受け継がれていくのではないかと思います。
ダーウィン空爆式典は午前9時40分から、ダーウィン市内エスプラナードの戦争慰霊碑前で行われます。
当日式典前後は交通規制もありますので、お気をつけください。
JJ
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