暑い日が続いてますね。

 

とは言え、ダーウィンはすごく暑いか、まあまあ暑いか、ほどほど暑いか、蒸し蒸し暑いか、そんな暑いのバリエーションがあるだけで年中暑いのですが。

今回はダーウィンに住む (あるいは滞在する)際、気を付けなくていけない日焼けのリスクについて書いてみようと思います。

前回書いたブログが写真もなくて平坦だったので、今回は写真を(無理やり)多く入れてみます。

 

ここにいる皆さんはもうお気付きだと思いますが、ダーウィンは日差しが強いです。

 

UVインデックスなるものを毎日ラジオで報道しているのですが、ダーウィンは毎日マックスに当たる7(高いダメージの可能性、皮膚と目を守る必要ありのレベル)、マックスじゃない日は私の聞いている限り1度もありません。晴れの日も曇りの日も雨の日も、いっそわざわざ報道する必要ないのではと思う程、毎日マックスなのです。なのに、結構な人たちがなんと無防備なことか。

 

ウオーターフロントに行った時、ヨーロッパ圏からだと思われる男女が半裸で日光浴をしているのを見ると新生児のようにガッチガチにUVカット用の布で固めてやりたい衝動に駆られます。

 

 

ガッチガチに固められた新生児(でも幸せ)

 

ガッチガチに固められたハンニバル。

 

賢明な日本の女性は日焼け対策をしていると思うのですが、日本男性たちはちゃんと日焼け対策をしているのだろうかと訝しんでいます。俺は白人じゃないから大丈夫、とか。

 

奥さん方も、「まあ、うちの夫、日焼けしてますます男前」と思って、放っておいてないでしょうか。ハッキリ言いますが、あなたの夫はサーファーでも、あるいはキムタクでもないのです(静香がこのブログ読んでいるとは思えない)日焼けは大変危険です。アジアの人は皮膚ガンにならないと言う人もいますが、実はなります。現に私は顏に、皮膚ガンができました。

(ガーン!)

 

決して自分の顔ではなく、おおざっぱなイメージですけどね。

 

 

数年前、鼻の横にホクロみたいなモノができて、鼻ピアスみたいだと思って気に入っていたのですが、友人に「ガンっぽいよ」と指摘され、念のため皮膚ガンクリニックに行きました。

 

仕事がら野外に出る機会は多いのですが、日焼け止めを常に塗っているし、帽子もかぶっているし、そもそもアジア人である私が皮膚ガンになるはずがないと正直過信していました。

一緒に行った白人の男性は念入りに調べられ、パンツも脱げと言われたらしいですが、俺の尻は陽に当たってないから大丈夫と拒否した、などと話すので、中年とは言え嫁入り前なのだし、結構緊張しながらスキンドクターに向かい合った訳ですよ。

 

なのにドクターは私の腕と顔をチラッと見て、

はいオッケー」。

まだパンツも、ってか、ブラすら取る前にもうオッケーなの?

そうなってくると妙なもので、さっきまでは

「下着脱ぐの、恥ずかしいわあ(中年のくせに)」

と思っていたのが

俺のマッパ(全裸)をよく見ろ!」

と、なにやら変質者の勢いで見せたくなってくるではないですか。

 

ここ、ここ見て!と鼻ピアスをドクターの前に突き出すと、やっと「ふむ」とか言って、虫メガネで見てくれ、細胞を取ってくれて、「多分ガンだ(基底細胞癌)。来週取りましょう」って気軽に言われて、前出のイラストに戻るわけですよ。

 

(後日聞いた話ですが、私の知人のマレーシア中国人とベルギー人のハーフの男性は診断する前から「お前は見なくても大丈夫」と言われたらしいです。白人の方が圧倒的に皮膚ガン率が高いようです)。

 

さて、手術当日。中年とは言え女性ですので、顔に傷が残るか気になったので尋ねてみると「多少は残りますね」との返事。

 

こんな感じ?こんな感じに残る?線路が残る?

 

と、多少の加減がよく分からないまま、手術が始まった訳ですが、最初の麻酔の注射がすごく痛い。

 

鼻の辺りって敏感で、多分、麻酔をしてない方がよっぽど痛いと思うのですが、もういっそ麻酔しないでと思う程、痛いんですね。痛いし、怖いしでガチガチの私に

 

「僕ね~、桜の季節に母と日本へ行ったのですが、具合が悪くなって、病院に行くっていうバスに乗ったんですが、日本のバスは病院内に行かないんですね。母とXX病院、XX病院って人に聞きながら、やっとたどり着いたんですよ(笑)」

 

と、私の鼻を切りながら、そんな気楽な世間話をいきなり始めて、反応に困りました。

 

本音を言うと、本当にどうでもいい

 

溺れる人に向かって赤色の救命具がいいか、青色のがいいか聞くようなもので、全力でどうでもいいから、とにかく手術に集中してください。

 

こら、看護婦、「ウケる~!」とか言って調子のせてんじゃないよ。

 

これでうっかり切り残しとかあったり、私の中年顔に線路残したら、お前を切ってカレーに入れてやる、とまで、こちらは思っていたわけですよ(インド系のドクターだった)。

 

そんなこんなで手術は無事終了し、後日の検査でも綺麗に取れてます、と念を押してもらってますが、一度出来たのだもの、何度でも出てくるんじゃないかと未だに怖いです。

 

この基底細胞癌というもの、一番メジャーな皮膚癌で転移はほとんどなく、ただ周りに徐々に広がっていくということで、一般的に顔、特に鼻に多く発生するらしいです。

私の場合は鼻の横の境目にできました。

 

そして数年たった今でも、やっぱり傷は多少残ってて鼻の中はちょっと凸凹があります。

 

ダーウィンの日差し、舐めたらいかんですね。

日中はなるべく日を避ける、水に入る時はウエットスーツなどを着る、帽子を被って、日焼け止めを塗る。日焼け止めを何時間かおきに重ね塗りする(汗で全て流れてしまうので)。

あとは、何か不審な出来物ができたら、早めに専門医に相談してみる。無防備な人、気を付けてください。

油断していると布に包まれますよ、私に

 

長くなってしまいました。お目汚し、申し訳ありませんでした。

良い週末をお過ごしください。

 

T

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