今日は、私の一番のお気に入りを紹介します。
アウネ・シーメス(Aune Siimes)のクッピ=カップです。
アウネ・シーメスは、「卵の殻」と呼ばれる
薄い磁器の作品が多いのですが、
こちらも繊細な作品。
すこしぽってりとした一回り大きな色違いもあります。
こちらは、白に限りなく近い薄いピンク。
溝はブルーの方が深め。
両方とも、裏にArabiaと手で入れたサインがあります。
現在は、ブルーとピンクそれぞれ2点ずつ所有しています。
(最初のひとつを購入したのは、3年前くらいでした。)
アウネ・シーメスの作品は、
アラビア関係の本にもあまり紹介されていないので、
素人の私は、このクッピたちに
名前が付けられているのかいないのか、
といったことすらわかりません。
そんな私とアウネ・シーメス作品との出会いは、
アラビア博物館でした。
蓋付き・受け皿付きの白いクッピに、
まさに、一目ぼれでした。
その出会いの後、
フィンランドのアンティークショップを訪ねる度、
「アウネ・シーメスありませんか?」
と、尋ねまわっていました。
ようやく出会ったものの、
小さいのに、なかなか良いお値段。
値段交渉をして、多少割り引いて頂いたものの、
立方cm単位では最も高額な買い物かも…。
とはいえ、ブルーのクッピは、
今なお、私の「お気に入り」です。
その後、受け皿付きのクッピにも出会うのですが、
紹介は、また次の機会に。