私の興味をフィンランド・デザインへと向けてくれた、
デザイナーの一人が、カイ・フランク(Kaj Franck)です。
フィンランド人の「普通」の暮らしを彩ってきた、
シンプルかつ機能的なアイテム群には、時代を超えた魅力があると思います。
そんな作品の一つが今日ご紹介するSointu(ソイントゥ)シリーズの
コーヒーカップ&ソーサー(Kahvikuppi ja lautanen)です。
カタログ等を調べてみたところ、
アイボリー、ピンク、ブルー、グリーン、グレーの5色が出ているようです。
このうち私が持っているのは、アイボリー、ピンク、ブルー、グリーンです。
グリーンとグレーも、アンティークショップで見かけたのですが、
値段の折り合いがつかず、その際には購入していません。
しかし、この手持ちのSointuには謎が一つ。
コーヒーカップの形は、下の図のような形のはずなのですが…
なぜか、私の持っているピンクは、
底の部分が、普通の形よりもくびれているんです。
(下図参照)
ティーカップとも形が異なります。
バックプリントは、「ARABIA」のスタンプがしっかりあります。
カイ・フランクは、生前、
自分の名前を入れることを好まなかった、と言われているので、
もちろん、名前は入っていません。
Sointuに似た、別のシリーズ(別のデザイナー?)があったのかも…
と、調べてみたりはしているのですが、真相は謎のままです。