アクセスの良さでは、お薦めするとなると、

確実に三本の指に入るホテルが、

Holiday Inn Helsinki City Center(ホリデイ・イン・ヘルシンキ・シティセンター)。


かつては、コストパフォーマンスの良さとアクセスの良さで

2003年のオープンからしばらくの間は、よく利用していました。


以下の情報は、2006年に宿泊した際のものです。


お部屋は、フィンランドのビジネスホテルクラスのものとしては、

広さも含め、標準(典型的なつくり)だと思います。



ベッドは並んでいるけれど、お布団は別々という、

ツインでもダブル風なところがフィンランド的(!?)。

(少なくとも日本ではあまり見かけませんよね)



このホテルで感動したのが、朝食。

国際的なホテルチェーン(ホリデイイン)であるせいか、

北欧カラーは薄めかな…と思っていたのですが、

Pannu kakku(パンヌカック:フィンランド風パンケーキ)があったのです!

これは本当に珍しい。(写真中央のクレープ風のもの)。



パンヌカックは、クレープとホットケーキの中間のようなものなのですが、

しっとりとしてもちもちした食感が特徴です。


フィンランドでは、家庭の味であるのか、お店で見ることはあまりありません。

パンヌカックがメニューにあるカフェに通ってしまうほどのパンヌカック好きとしては、

朝ごはんで、パンヌカックを食べることが出来ることは、重要なポイントでした!


とはいえ、基本的には、アメリカンな朝食です。

生グレープフルーツを盛り盛り食べて、幸せ気分でした。

4年経ちましたが、まだ、あのアメリカン・ブレックファーストは健在なのでしょうか…。


さて、そのほかのこのホテルのウリとしては、

やはり、冒頭にも触れたとおり、アクセスの良さでしょう。

中央駅、空港からのフィンエアバスの発着場所は、すぐ目の前です。

駅周辺にはお店も多いので、その点も安心です。


さらに、フィンランドで購入したお土産などを郵送するという方には、

郵便局が近いところもプラスポイント。

さらに、このところ郵便局内のショップが充実してきているので、

ラストミニッツショッピングもできます。


こんな風にお薦めどころの多いHoliday Inn Helsinki City Centerですが、

あえて難点を挙げるとすると、

やはり「フィンランド・モード」になりにくい点でしょうか。

国際的なホテルチェーンの安心感がある分、地元色が若干薄めになっています。


もうひとつ、日本人として「あったらいいな」、

のバスタブが付いている部屋が少ない(ない?)ことでしょうか。

フィンランドのホテルに泊まるときは、

いつもバスタブ付きをリクエストするのですが、

ここのホテルで、バスタブ付きの部屋にしていただいた経験がないです。


ホリデイ・イン・ヘルシンキ・シティ・センター総括:

【プラスポイント】

アクセス(フィンエアバス・駅・郵便局)、朝食のパンヌカック(現在もあるかは未確認)

【マイナスポイント】

バスタブ付きの部屋があまりない、フィンランド色の薄さ

(かつて、無線LANが有料だった…現在は未確認)