​母の命日


お墓参りに行ってきました。



62歳で亡くなった母。


今でも覚えている。


大雪の翌日、ベランダで

倒れていた。


母の顔は、愛おしい人を

見ている。

幸せそうな顔。


きっと、父が迎えに来たのだ。


検視官の人が


『こんなにきれいな顔で

亡くなっている人は、なかなか

いないよ』


と言うくらい。


本当に

キレイだった。


もともと若くてキレイな

自慢の母だけに、


最後まで美をつらぬいたね。


100歳まで生きて、

私の誕生日を祝うって

言っていたのに。


62歳は若いよ。


しかも閏年って、

なんかスゴイよね。


やばい、私、泣きそうだ。


写真の母は笑っている。