白山神社にご挨拶
御祭神は白山比咩大神です。

菊理姫命、白山姫、菊桐姫、ともいわれますが、伊耶那岐大神の妹神であり、天照大御神の叔母神でもあります。
天照大御神が御生まれになった時に御衣を織って産湯をたてられ、天照大御神が初めて話した言葉を聞き取る事が出来たので「聞くきり姫」とも言われます。

機織りの神様、産霊、和合の神、生きとし生けるものの命の祖神です。

そして第六代、高御産巣日神の后神にして夫婦二柱で白山大神ともいわれます。

因みに第六代、高御産巣日神は天照大御神の十二后を決めたこともあり神産巣日神ともいわれる大神様です。

白山比咩様は和歌姫様、瀬織津姫様と共に女の道(平和の道)、妹背の道を司る神様でもあります。

神産巣日大神と一緒に越根の国(北陸地方あたり、又は北の地方)を治められたので総鎮守としても祀られています。

天地・万物を生成・発展させる霊妙なる力が産ひです。

理に叶い、産ひがある事で様々なものが産み出され広がり大きくなり繁栄していくものです。

先人はずっと絆や産ひ、調和、和合を大切にしてきました。

残念ですが現代は個人そして利己を優先し、真逆の方向に向かって行ってるように感じます。

分散すれば弱くなり、新しいものが産み出されなければ消費して衰退し滅んでいくのが道理です。

しっかりコントロール出来なければ我欲は身を滅ぼす最大の要因となります。

この国難に必要な事は新しいものやエネルギーを産み出す絆や産ひ、調和や和合、日本人の団結と日月和合ではないでしょうか。

互いに思いやり支え合う、絆や産ひ、調和や和合に満ちた温かくて安心でき、新しいものやエネルギーが産み出され繁栄する未来が来ることを心から願い祈っております。

この世に生をうけ、豊かな恵みのなかで生かされてる事に感謝し、人間として、日本人として大切なものを見直す時なのではないでしょうか。